昨年は「ことばの日」をご紹介しました。

今年はこちらをご紹介いたします。

ファイバーの日

学術団体「ファイバーアカデミア」が2005（平成17）年に制定。
語呂合わせは5(ファイブ)1(イ)8(バ)。

ファイバーとは「繊維（状の物）」のことです。

食物繊維は「ダイエタリーファイバーDietary fiber」です。

しかし日本では「ダイエット」が本来の意味（食生活）ではなく「減量」と認識（誤用）されています。

そのため「ダイエタリーファイバー」では「減量（に効く）繊維」と解釈されてしまうおそれがあるため、「ファイバー」だけで「食物繊維」を表す用法が主流です。

「食物繊維（ファイバー）」という表記もよく見かけます。

雪だるま式に誤用が誤用を産んでいますね。

というわけで、今日の「ファイバーの日」も、グラスファイバーやセラミックファイバー、カーボンファイバーといった工業用ファイバーの日ではなく、食物繊維の日です。

食物繊維とは食べ物の中に含まれている人の消化酵素では消化できない物質のことです。

 整腸作用など体内で有用な働きをすることが判明してからは積極的な摂取が推奨されています。

その後、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きもあることがわかってからは「第6の栄養素」と呼ばれることもあります。

通常の食事で少々食べすぎても過剰摂取に至ることはほぼありませんが、サプリメントなどで摂り過ぎるとミネラルなどの吸収を妨げることもあります。

何事もほどほどにしておきましょう。

食物繊維含有量の多い食品の画像はキッコーマンよりお借りしました。