今日は何の日>5月20日:世界ミツバチの日 World Bee Day
一昨年は「キューバ/カメルーン/東ティモール 独立記念日」をご紹介しました。
昨年は「東京港開港記念日」と「成田空港開港記念日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
世界ミツバチの日 World Bee Day
スロベニア政府が制定した国際デー。
養蜂業が盛んなスロベニアで近代養蜂のパイオニアと称されるアントン・ヤンシャ(Anton Janša/1734 ~1773年)氏の誕生日にちなむ。
正確に言うと彼の生年月日は不明ですが、1734 年 5 5月 20 日に洗礼を受けた記憶が残っていることから、その日付にちなむ。
ミツバチは世界最古の家畜昆虫です。
人類最古のミツバチの巣箱はエジプト・カイロ近郊で発見されており、紀元前2400年のものとされています。
日本でも「古事記」の中にミツバチ飼養の記録があります。
なお「近代養蜂のパイオニア」と称される人物は世界に複数存在し、アメリカ人のロレンツォ・ロレイン・ラングストロス Lorenzo Lorraine Langstroth/1810~1895年)もその一人です。
ミツバチが滅べば人類は餓死する
ネットで「ミツバチ」と検索すると、上位に「ミツバチ駆除します」という業者がヒットします。
開けると「ミツバチによる被害」と、さも大変なことが起きるように書かれています。
ミツバチは花粉や蜜だけををエサとする、とてもおとなしいハチです。
肉食のスズメバチと違い、草食生物です。
むやみに人を刺すことはありません。
家畜化が進んでいるセイヨウミツバチは基本的には野良では生きられないため、民家に巣を作るのは絶滅危惧種の二ホンミツバチが100%です。
ツバメの巣と同じように、そっとしておいてほしいものです。
これは行政の補助金にも表れています。
スズメバチ(攻撃性が高く、危害を加えなくとも刺される)の巣の駆除には積極的に補助金を出している自治体が多いです。
しかし二ホンミツバチ(攻撃性が低く、危害を加えない限り刺されることは稀)の巣の駆除に補助金を出している自治体は寡聞にして知りません。
相談しても「自分で業者を探して下さい」と言われるだけです。
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」
2011年に国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長(当時)が発表したことです。
ミツバチを駆除し尽くせば、人類は飢えで滅ぶということです
共存しましょう。
画像は朝日新聞よりお借りしました。
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