注意喚起>マスターカードを騙った詐欺メール
これまでこのブログでご紹介してきたフィッシングメールに比べると、若干日本語がこなれている印象も受けないわけではありません。
しかし、冒頭からいきなり不審。
個人情報になるためマスキングして消しましたが、出だしの「ご利用いただき・・・」の前に何故か私のYahoo!アカウントが入っているのです。
そして私の名前はどこにもありません。
マスターカードが自社顧客に出すメールの宛名が、顧客の個人名ではなくYahoo!アカウント?
そんなわけないでしょう。
アホですか。
また5行目の「お客様にはご迷惑・・・」の前の半角下げ(半角スペース)も、日本語として非常におかしい。
この2点はメールを開いたとたん目に飛び込んできて、非常に気持ち悪く感じます。
文章全体も企業が使う日本語としては色々おかしい。
たぶんお馴染みの中華詐欺メールだなと、構文から推測できます。
調べると、このメールは数年前から出回っているようで、IPアドレスを調べて検証した記事も見つかりました。
予想通り
「中国・北京のサーバーから発信されています。アリババクラウド(阿里巴巴集团)に登録されています。偽物です」
という結論でした。
こう書くと
「自分にはIPアドレスを調べるほどのIT知識がない。困ったどうしよう」
と慌てる方がいらっしゃいます。
しかし上記の通り
「大企業(マスターカード)が作る日本語のレベルではない」
ことに感覚的に気付けば、発信元がわからなくとも騙されません。
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