指名手配同日逮捕・埼玉県警の本気:川口タクシー強盗事件
一昨日起きたタクシー拳銃強盗の犯人が、今日指名手配され、今日逮捕されました。
流石に凶悪事件となると早い。
埼玉県警は、やればできる子だった。
しかし、そもそも日本のタクシードライバーの売上は1日平均5万円です。
利益が5万ではありません。
売上が5万なんです。
しかもその6割以上がネット決済、クレジットカード、電子マネー、QR決済などの非現金決済です。
上のデータはコロナ前のものなので少々古いです。
2019年(コロナ前)でも6割超が非現金決済。
ということは、非現金決済が飛躍的に進んだコロナ禍の後の2024年現在の現金決済割合なんて、2割くらいなんじゃないんですか?
一日の総売り上げ5万×2割=1万。
売上金以外に、運転士があらかじめ釣銭用として用意している現金(小銭)の平均額が、3万円だそうです。
それを合わせても4万。
せいぜいマックス4万くらいしかないであろう現金を強奪するために、わざわざ拳銃を用意。
しかも高齢の運転手(今回の被害者は72歳)に対して発砲。
しかも腹部という急所に向けて発砲。
よくて4万のために強盗殺人未遂。
余りにも効率が悪すぎるというか、計算ができないにもほどがあるというか、頭が悪いでしょう。
いったいいくら奪えると思ったんでしょうかこの犯人?
宝石店や高級腕時計専門店襲撃とか、ATM壊して持っていく方が、同じ犯罪とはいえまだしも多少の納得感(動機に対する)があります。
下は昨日描いた記事ですが…
「2億円は50億円の25%(=4分の1)」
と答えて「50÷4=2…はおかしい」ことに疑問を持たない脳と、
「タクシーの中には、拳銃強盗が割に合うほどの大金があるに違いない、知らんけど」
と考える脳は紙一重な気がします。

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