無意味な正義感ウーマンに遭遇する
座席は全て埋まっていて立つ人はまばらな状態の平日昼間の東京メトロ。
私はドア横の車椅子&ベビーカースペースに立ってました。
私がいる側のドアが開いたところで真後ろから背中を叩かれました。
びっくりしてホームに降りた私に続いて、不機嫌顔の中年女性がスマホを前に突き出しながら降りてきました。
あのスマホで叩かれたのか、と理解しました。
降りたのは私とその人だけでした。
降りるのに邪魔だったのなら申し訳なかったと思いつつ、再び乗り込もうとすると、なんとその人、クルッとターンして私より先に再び電車に乗り込みました。
・・・え?
降りる駅を間違えたのかな?と思いました。
しかし何か嫌な予感もして、私は彼女を避けて奥に入りました。
嫌な予感の理由はその女性の不機嫌そうな表情と、「降ります」と言うこともなく最初から「力づくでどかす」一択で来られたところです。
私が奥に入ったので空いたドア横スペースには、男性が一歩進み出て収まりました。
私は何となく女性を観察していました。
次の駅でもそちら側の扉が開きました。
今度もまた乗る人も下りる人もいません。
すると女性が、男性の背中をスマホで叩いたのです。
男性がホームに押し出されて降りると、続いて女性も降りました。
降りたのはまたその二人だけでした。
やはりさっきのは間違ってひと駅手前で降りたのかな?
ここが本来降りたい駅だったのかな?
それにしても無言で押し出すのは感じ悪いな。
ほんの少しだけ自分が回り込めば、男性を避けて自分だけ降りれたのに。
ていうか、だったらさっきの私の時もそうだったよね?
不可抗力じゃなくて意図的に叩いてる???
と思いながら見ていると、何と!
女性はまたまた、乗り直した男性の後から済ました顔をして車内に戻って来たのです。
男性も「ん?」という顔で女性の方を二度見した、ように私には見えました。
やはり女性を不審に思ったのか、男性も距離を取って奥に入り、ドア付近に立つのはその女性だけになりました。
次の駅でも降りる人はやはり誰もいませんでしたが、乗車待ちの人はいました。
すると女性は、乗ろうとする人を牽制する(押し戻す)ような動作で一人だけホームに降り、そしてまたまたきびすを返して乗って来ました。
ここで私は理解しました。
「降りる人がいようがいまいが、そんなことは関係ない。ドア付近に立つ人は、ドアが開いたら必ず一度ホームに降りなくてはいけない。降りる人がいない時はどかなくてもいい、というのはルール違反。そんな輩は私が強制的に降ろす」
主義の人だなということを。
歪んだ、思い込み正義感(無意味)。
どこかの環境保護団体と似ているとも言える。
私は次の駅で車両を移動しました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。