今日は何の日>6月23日: 国際寡婦の日 International Widows Day
一昨年は「ドラべ症候群の日」をご紹介しました。
昨年は「国連パブリックサービスデー」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介します。
国際寡婦の日 International Widows Day
寡婦(かふ)とは「配偶者と死別し、なおかつその後再婚していない女性」のことです。
インド系英国人ルンバ男爵(衣料品会社ルンバ・グループの創設者兼会長。現役貴族院議員1943年〜)が創設したルンバ財団が2005年に制定。
アイ・ロボット社製のロボット掃除機ルンバとは何の関係もありません。
2010年に国連が批准し、国際デーとなりました。
由来はルンバ男爵の父が1954年6月23日に他界。
その妻(男爵の母)シュリマティ・プシュパ・ワティ・ルンバさんが寡婦になったことに由来。
男爵と母は1962年に英国に移住。
英国籍を取得しましたが、母が未亡人になった時はまだインド国籍でした。
インドにはサティ(妻の殉死)という悪習があります。
夫を亡くした妻は後追い焼身自殺をするのが美徳とされ、中には強制・半強制で死に至らしめられるケースもあるそうです。
その同調圧力をかわして生き延びると「貞淑ではない」と後ろ指を刺され、その後の人生が生き辛くなるという…。
カーストと共にとっくに法で禁止されていますが、まだ一部の田舎では残っていると言われます。
こう書くと「何と野蛮な!」と憤慨される方が日本では多いでしょう。
しかし日本語も実は酷いのです。
寡婦の一般的言い方は「未亡人」ですね。
これは「未(ま)だ亡くなってない人」つまり「夫が死んだのに、自分だけはまだ生きてる人」という意味だからです。
殉死を求めない国や地域でも寡婦に対する偏見や差別、それが原因となっての貧困などの問題は世界的にありました。
国際未亡人の日は「世界中で未亡人とその扶養家族が直面している貧困と不当」に対処するための国際デーです。
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