今日は何の日>6月30日:酒酵母の日
一昨年は「集団疎開の日」をご紹介しました。
昨年は「アインシュタイン記念日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
酒酵母の日
有限会社渡辺酒造店(岐阜県飛騨市)が2019(令和元)年に制定。
日付は酒造年度の最終日である6月30日に由来。
そう、企業の会計年度末が主に3月末日なら、清酒製造業の酒造年度は6月末日なのです。
日本酒醸造に欠かせない酒酵母は、自然界に何十万種とも言われる種類が存在しており、多様性が叫ばれるより遥か昔から多様な世界でした。
どの酒酵母を使うかで、ひと言に日本酒と言っても味も香りも違ってくるのです。
私は下戸なのでよくわかりませんけど。
酵母は微生物で、いわゆるカビの仲間です。
人間の役に立たないカビの増殖を「腐敗」、人間の役に立つカビの増殖を「発酵」と呼ぶにすぎません。
「スズメは益鳥か害鳥か」論争みたいなもので、「それってただの(人類の)主観ですよね?」な分類です。
酵母は原料の糖分を餌にし、発酵する際にアルコールと炭酸ガスを生成します。
日本酒に使われる清酒酵母は、米のデンプンを糖分に分解しアルコールを生成します。
酵母が排出するアルコールと炭酸ガスの主成分「カプロン酸エチル」や「酢酸イソアミル」は、果実の香り成分にも含まれています。
良い日本酒はフルーティな香りがする、ワインと違って果物減量ではないのになぜ?と言われる理由は、この成分のためだそうです。
私は下戸なのでよくわかりませんけど。
酒酵母画像は朝日酒造よりお借りしました。
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