映画評>エクスペンタブルズ・ニューブラッド(第4作):新しい血は小粒
エクスペンタブルズシリーズの第3作から9年経った2023年に制作された第4作。
Amazonプライムビデオ会員無料に上がって来たので観ました。
画像は公式よりお借りしました。
個人的感想です
2010年公開の第1作「エクスペンタブルズ」と2年後の2012年に公開された第2作「エクスペンダブルズ2」はそこそこ好きでした。
さらに2年後の2014年公開の第3作「エクスペンタブルズ・ワールドミッション」は、私の好きなブルース・ウィリスが消えて、ジャッキー・チェンが飛び入り。
でもまだ私の好きなアーノルド・シュワルツェネッガーと、夫が好きなジェット・リー(李 連杰/リー・リンチェイ)が出演していました。
今回、その二人も消えた(悲)。
77歳になったシルベスタ・スタローン(この7月6日に78歳になってるけど、公開時点で77歳)と66歳になったドルフ・ラングレンは、なんかもうすっかりお爺ちゃん。
「ニューブラッド」(新しい血)というからには、よほどの大型新人でも参入したか?と思ったけど、そうでもなかった。
若いのはいたけど小粒の「誰??」ばかり。
今までは無名でも本作でドカンとブレイク…するような逸材はざんねんながら見当たらず。
すっかり中国共産党の太鼓持ちになったジャッキー・チェンが続投していないのだけは良かったけど。
予算がダウンしたのか、CGが素人目にもはっきりわかる安っぽい出来で、がっかりしました。
観終わった後で、エンターテインメント・ウィークリー(アメリカのエンタメ情報週刊誌)で、栄えある2023年ワースト映画4に選ばれていたことを知りました。
うん…(納得)。
さらにあのラジー賞も受賞していたことが判明。
そうですか(納得)。
2023年(第44回)ラジー賞
最低助演女優賞:ミーガン・フォックス「エクスペンダブルズ ニューブラッド」
最低助演男優賞:シルヴェスター・スタローン「同上」
ラジー賞(Razzies)とは? ※Razz(野次)から命名
別名ゴールデンラズベリー賞(Golden Raspberry Award)
※「ラズベリー」はおならの隠語。
毎年わざわざアカデミー賞授賞式前夜に「最低映画」を表彰する一種のアメリカンジョーク賞。
ポール・バーホーベン監督や俳優ベン・アフレック、シルヴェスター・スタローン、トム・ハンクス、トム・クルーズ、女優ハル・ベリーなどの大物も忖度ナッシングで選出する。
授賞式には出ない人が圧倒的に多いが、たまに珍しく出る人がいると、その漢気(おとこぎ)が話題になる(女性であっても)。
女優サンドラ・ブロックは2009年第30回ラジー賞最低主演女優賞を取り、授賞式に出席してラジー像を受け取った翌日にアカデミー賞主演女優賞に選ばれ、オスカー像を受け取った。
ダブル受賞は史上初。
二人目はまだ表れていない。

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