HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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Happy New Year.
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あけましておめでとうございます。良いお年を!

石丸伸二氏の「ミラーリング」(心理学用語)の使い方は間違っている



選挙特番などでの対応が尊大、高圧的と批判されている石丸伸二氏。



批判に対してこう反論されたようです。


高橋氏から「総じて対応が厳しめでしたよね。真面目に答えるとどういう意図があった?」と聞かれ、「常にコミュニケーションの基本として、ミラーリングするんです。善意に対しては善意で返すし、敵意には敵意をちゃんと返す」と説明した。


(上の記事より抜粋)


これを読んで非常に違和感を覚えました。


ミラーリングって、そういう意味でしたっけ?


いや、違うぞ。


画像はFNNよりお借りしました。


ミラーリング(心理用語)とは


「ミラーリング(同調)」とは
「親しい間柄(前提条件)における、仕草・表情・行動・口調などが自然と(無意識に)似てくる傾向」
を指す心理学用語です。


まだそれほど親しくなくとも、好感を持っている相手の仕草や仕草・表情・行動・口調などは無意識に真似る傾向があることも指します。


よく「好きな人の癖は移る」とか「似たもの夫婦(カップル)」などと言いますが、これらの原因が「ミラーリング(同調)」です。


またミラーリングをされた側も、自分と同じ仕草・表情・行動・口調をする人に対して好感を持つ心理効果があります。


これを「ミラーリング効果(同調効果)」と言います。


本来はあくまで無意識に行うものです。


しかし、一歩進んで
「意識的にミラーリングを行うこと(同調行動)により、相手が自分に好感を持つように誘導し、信頼関係を築くきっかけにする」
という応用もされています。


ミラーリングを応用する場合に気を付けなくてはいけないと言われているのが、相手のネガティブな仕草・表情・行動・口調などは真似てはいけないということです。


相手が顔をしかめたからこちらも顔をしかめる、きつい口調になったからこちらもきつい口調になる、舌打ちをしたから舌打ちを返す、では互いに不快感情しか生まれません。


ネガティブな場面はスルーし、相手のポジティブな点だけをさりげなく真似るのがミラーリングの極意です。


石丸氏の言う「善意には善意で返し、敵意には敵意を返す」は、つまりミラーリングではありません。


こちらは「返報性の原理」と言います。


支持者には「頭が良い」とべた褒めされている石丸氏ですが、案外シッタカブッタだなと思いました。


「返報性の原理」についてはまた別の記事で書きます。



最後にもうひとこと。


石丸氏の言う「敵意には敵意を返しただけ」の一人であろう、山崎怜奈さん。
彼女の質問にそんな敵意は感じられましたっけ?