病気>書痙➡うつ病:3院目の正直
この記事の続きです。10日ほど間が空いてしまいました。すみません。
何の話だったかみなさんお忘れでしょう・・・その場合は、
もう一回読んでやってください。
2院連続してブッシュドクターに当たってしまった私は、
「僕はッ 当たりがッ 出るまで探すのをやめないッ!」
と、ジョナサン・ジョースター並の意気込みで、三度目の正直を探すべく、ネットでさんざん調べてピックアップした病院数件に、問い合わせの電話をかけました。
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第一部「ファントムブラッド」の主人公です。
そしてようやく「ここなら、いけるかも❓」という感触のところを見つけたのでした。
そう思った根拠は以下の通りです。
- 電話に出た女性が、非常に落ち着いた喋り方でザワザワしていない
- 質問に答える態度が他院に比べても段違いに真摯
- わからない質問は医師に電話を代わった
「医師本人が電話に出るなんて、よほど暇な病院だ。やることがないんだろう。そんな所ダメだ」
という意見もあるでしょう。
しかし、どんなに手が空いていても、電話になんか出ないという医師は大勢います。
手が空いてるからと自ら電話に出る医師は、まず性格は良いと言えるでしょう。
「電話をかける医者」までもが用意されているとはッ!いらすとやさん・・・
「医者は性格の良しあしじゃない、腕の良しあしだけだ!」
という意見も当然ありますよね。
しかし、外科ならともかく、内科領域の場合は「病は気から」といいます。
そもそも今回は「気の病」の領域を探してるんですから、性格の良い医師というのは大きなアドバンテージです。
私の経験では、歯医者や獣医もひっくるめて、ヤブは性格が悪い人が多かったし。
それにほら、昨日この記事でご紹介した通り、医師の好き/嫌いだけでも、薬の効き方が20%も変わる可能性がありますからね。
電話に出た医師(こちらも非常に物静かな話し方の男性)は私に
「開業したてでまだ患者さんが少ないから、予約は取りやすいよ」
と実に正直に言われたのでした。
これも私には好印象でした。
こういう、どうでもいいところをもったいぶって、威厳をつけたがる所もありますからね。
さっそく訪れたその医院は、それなりに賑わうJRの駅前から5~6分しか歩かないのに急に静まり返るという不思議な一角に、ひっそりとありました。
中も品が良かったです。
受付の女性は電話の印象通り、物静かで動作音の少ない人でした。聴覚過敏のHSPは、動作音の少ない猫系のひとを好みます。
そして、医師も同じく「静」の人でした。
私「これこれこういう経緯で、希死念慮がない限りはうつじゃない!と言い切られたんですけど」
先生「死にたいって言わないうつの患者さんなんて、いっぱいいるよ?」
ですよねー。
この医師はそれまでの医師と違い、うつの薬と睡眠薬について、薬効から持続時間、副作用までひと通り丁寧に説明してくれました。
「うつの薬も種類が多いから、試してみて、合わなければ変えていきましょう。まずはどれを試しましょうかね」
と、薬の一覧を見せながら、それぞれのメリット(効き方)とデメリット(副作用)を説明。
どれが私のライフスタイルに合ってるか?など、こちらの意向も大いに聞いてもらえたのです。
「黙ってこの薬を飲め!名医(自称)が選んだんだから間違いない!質問?面倒だな」
という態度の前の2人の医師とは、えらい違いです。
しかも先生は
「うちはまだ混んでないし、カウンセリングも私がやります」
と言うじゃないですか。
まあ、看護師も心理士もおいてなくて、先生ひとり+受付ひとりだけの開業医だったからですけどね。
するとですね、カウンセラーが行うと30分5千円(自費・10割負担の場合のだいたいの相場)のカウンセリング代が、「医師が行えば保険適用(医療法)」で1500円(保険診療・3割)になるんです。
しかも「うつは長引くことが多いから、自立支援の書類作成もできます」と言ってもらえたので、手続きをしたら、1割負担になりました。
自立支援は保険診療の自己負担が1割になる制度です。
保険診療の、というところがミソで、申請が通って自立支援受給者証がおりた人でも、自費診療扱いのカウンセリング代はやはり10割負担なんですね。
それが、ここでは1割(30分500円)になってしまったんです。
何のミラクル❓❓
結局ここには1年弱ほど通いました。
抗うつ剤は2回ほど変えましたが結局Jという薬が効いて、めでたく書痙は静まり、気分も落ち着き、
「寛解でしょう」
と告げられたのでした。
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
しかし今思えば、月に2回ほどの通院で、物静かな学者タイプ(臨床医というより研究医といった雰囲気)の医師から非常に理想的な雰囲気でカウンセリングを受けられたことが、一番効いた気がします。
だから、私にとっては名医でした。
三院目の正直が出ました。本当によかったです。
しかし、この後、2016年の怒涛の乳がん全摘手術を経て、昨年2020年度にはまたまた
プチうつ状態が再来したのです・・・。
次は「プチうつはTMSで治るのか!?」
懲りずに読んでやってください。
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