一昨年は「芭蕉忌」をご紹介しました。

昨年は「 ネット銀行の日 」をご紹介しました。

今年はこちらをご紹介いたします。

コロンブスデー Columbus Day

クリストファー・コロンブス率いるスペイン船隊「サンタマリア号」が、新大陸・アメリカを発見したことにちなむ国際デーのひとつ。

アメリカでは連邦政府の法定祝日（つまりアメリカ全土で祝日）ですが、1970（昭和45）年からは「月曜休日統一法」により10月の第2月曜日と規定されました。

ただし近年は

「コロンブスが『発見』する前からアメリカ大陸はあった」
「先住民族が住んでいた土地を『発見した』と言って略奪した」

等という理由から、名称を

• 先住民の日
• ネイティブアメリカンの歴史をたたえる日

等に変更すべきだという議論が起きています。

バイデン大統領も2021（令和3）年に「先住民の日」を認定しました。

名称変更ではなく、10月の第2月曜日を「コロンブスデー」かつ「先住民の日」と認定したということです。

しかしコロンブスは彼が「発見した」土地で略奪を繰り返し、奴隷貿易を行っていたことも知られるようになり、国際的評価は「英雄」から「侵略者」へと180度変わっています。

「コロンブスデー」の名称が正式に「先住民の日」に変更される日も遠くないかもしれません。

今年6月に起きたMrs. GREEN APPLEのMV「コロンブス」炎上騒ぎの時、SNS上ではファンと思しき人たちが

「芸術（音楽）の意表現の自由にイチャモンつけてきた」
「白人は『差別』と騒ぐのが好きだから、放置しとけば済んだのに」

といった感じの擁護論を展開していました。

日本は世界的な潮流から時々まるっと取り残されるガラパゴスなので、今コロンブスをネタにするヤバさ、というのが全く分かっていないなという感じでした。

画像はエンタメマニアよりお借りしました。