モーニングコートの着こなしのお手本は
この記事から続いてます。
あんまり酷すぎて、もう少し物申したくなりました。
内閣任命式とも園遊会とも縁のない一般日本人男性の場合、モーニング着用の機会はご自身の結婚式とお子様の結婚式くらいでしょう。
結婚式での新郎、および新郎新婦の父親の正装が和服なら黒紋付羽織袴、洋装ならモーニングコートです。
洋装と和装の着こなし見本画像は、晴れ着の丸昌横浜店(左)と日刊スポーツ(右)よりお借りしました。
共通点は「最上級礼服にふさわしく、きちんと真面目に着る」。
これに尽きます。
とにかく「きちんと感」がなによりも大切。
全身が写っている最前列の人をジャッジ。
Tはトラウザーズ(=スラックス)の略。
向かって左から
● 斉藤鉄夫 国土交通大臣:合格。
● 中谷元 防衛大臣 :Tの丈が長すぎ、ヨレ過ぎ、ずり落ち過ぎ。
● 石破茂 内閣総理大臣:Tの丈が長すぎ。ヨレ過ぎ。ずり落ち過ぎ。
上着の袖が短か過ぎるせいでシャツの袖が出過ぎ。
ベルトはNG。サスペンダーが正解。
上着のボタン留めの下からシャツが覗くのもNG。
● 林芳正 官房長官 :Tの丈が長すぎ。
● 村上誠一郎 総務大臣 :及第。
上着のボタン留めの下からシャツが覗くのはみっともないので、礼服のトラウザーズの股上は普通はかなり深く作られています。
さらに上着の下に着るベストでカバーします。
それでも腹のあたりにシャツをチラ見せしてる中谷大臣と石破首相は…だらしない。
もう少し上級者、高頻度で礼服を着まくっている人の着こなしもご紹介しましょう。
チャールズ英国王と、天皇陛下。
画像は毎日新聞よりお借りしました。
基本の型さえ守れば、アクセや派手な色のベストで遊んでもOK。
チャールズ国王画像はELLEよりお借りしました。
日本の政治家にここまで上級者の着こなしは求めません。
だけど、内閣任命式って、天皇陛下から内閣総理大臣を拝命するんですよ。
あんなヨレヨレーのシワシワーの、ズボンずり下がりーの、だらーんな姿で、よく天皇陛下の前に出れたなと…ただただそこに驚きました。
マヤ 茂、おそろしい子。


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