TPOを無視するのが庶民的?庶民を馬鹿にするのはやめましょう
私も怒ってしまった、内閣任命式での石破新首相のあまりにも着崩れすぎ(&ルール無視)のモーニングコート姿。
中には
「『(世襲議員なのに)庶民という印象を与える』など、むしろ好感度が上がったと評する声も見られました」
などという、石破ファンの無理矢理過ぎるヨイショの声を強調して紹介するメディアもありました。
(下の記事)
何度も言ってますように、内閣任命式=天皇陛下に謁見、なんです。
天皇陛下にあんな見苦しい着崩れ礼服姿を見せて何とも思わないというのは、
「天皇陛下をその程度にしか思っていない」
ということになるんですよ。
庶民だって天皇陛下が自分の町に視察に来られたら、例え礼服を持ってなくとも服装くらい気を付けるでしょう?
つまり、全く庶民の感覚ではありません。
また、庶民に対しても
「日本の庶民は、TPOなど全くわきまえていない」
と侮辱していることになります。
庶民舐めんな。
ドナルド・トランプ氏は、普段は「上着のボタンをいつも留めない」「ネクタイが長すぎて品がない」などと言われがちです。
そんな彼ですら、日本の皇室や英国王室の晩餐会では、借りてきた猫のように大人しく、ビシッと作法通りにテイルコート(燕尾服)を着ていました。
宮中晩餐会画像は宮内庁公式よりお借りしました。
英国王室晩餐会の画像はELLEよりお借りしました。
※モーニングコートは昼の正礼装(フォーマルスーツ/男性)。
テイルコート(燕尾服)は夜の正礼装(フォーマルスーツ/男性)。
晩餐会は夜なので、燕尾服になります。
トランプ氏もポッコリお腹ですけど、富裕層の男性は良いもの食べてなさるから歳がいけばたいていがポッコリお腹ですよ。
そのためにサスペンダーを合わせて、万が一にもトラウザーズ(スラックス)がずり落ちないよう予防し、さらにベストで押さえるんです。
原則さえ守ればポッコリお腹だってちゃんと着こなせるのが礼服です。
19世紀から200年着用されてるんですから、どんな体型でも着れるよう工夫もされてるし改善もされてます。
伝統舐めたらあかんぜよ。


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