前回の渡英(秋に4週間渡滞在)の思い出話です
それは私にとって4度目のロンドンでした。
あ、夫はその時2週間自分の故国に帰省してましたので、私の方が倍長いけど、
「エンドウ夫さん可哀想!」
は言いっこなしで読んでくださいお願いします。
既に私の記事に何度も書いている、例の知人(年上の既婚女性・英国国籍だけど人種は非アングロサクソン)宅に間借りしました。
しかし実は、私が往復航空券(格安航空券のため変更不可)を押さえて支払いも済ませた後で
知人「ごめん。最初の一週間、もしかすると私が留守にするかもしれない。もしそうなった場合、一週間だけ他に泊まることは可能?」
というメールが来たんですね。
もともとこの最初の一週間は、彼女のご主人が下のお嬢さんを連れて実家(某EU加盟国)に帰省すると聞いてました。
上のお嬢さんは家を出て彼氏と住み始めたばかり。
知人「だから私までいないと、あなたに鍵も渡せないし…3階のテナント(賃借人)だけはいるから、彼に鍵を預けることもできなくはないけど、独身男性なのよね。変な人じゃないけど、家の中に彼と二人だけって、アナタが嫌よね?」
私 (秒で)「ヤダ」
というわけで、私は大慌てで、その一週間だけ代わりの宿がないか探してみました。
日本語の海外掲示板(コミュニティ)で
「ロンドン〇〇駅から徒歩●分シェアフラット短期サブレット。10月1日~7日●●ポンド。私の荷物がたくさんあるので格安。10月1日午後3時鍵渡し、10月7日朝9時鍵返却、どちらも手渡しできる人。日本人女性ノンスモーカー限定、旅行者OK」
と、ざっとこんな内容の在英日本人女性の広告を見つけました。
※多少フェイクを入れてます。
サブレットというのは、賃借している部屋を賃借人が旅行などで一時的に留守する間だけ人に貸す、つまり又貸し。
日本では大家がたいへん嫌がる行為です。
だから賃貸契約書に「又貸し禁止」を盛り込んであることが多いです。
しかし欧米ではその辺はとてもユルく、非常にポピュラー。
ロンドンでも盛ん。
ホントに皆さん、たった一週間程度の留守でもカラ家賃など払えるか!とばかりに積極的に又貸しをなさってます。
SNS上に広告も堂々と出してます。
賃料は本当に相場より安かった。
よほど置いて行く荷物が多いんだろうな~と思いつつ、さっそくメールで連絡を取ってみました。
女性「10月1日早朝にロンドン着?残念ですが、9月30日までに事前面談できる人に限ります。ごめんなさい!」
という、ドきっぱりしたお断りが返ってきました。
えー。
じゃあ最初から広告にその条件を書いといてよー。
と思いながら他を探しますが、なかなかない。
一週間YH(ユースホステル=ドミトリー)になるのかなあ?と不安になってきたところで、また知人からメールが入りました。
知人「用事がキャンセルになったから、私は留守にしない。だからあなたは最初の計画通り、4週間全部我が家に泊まれます」
ホッとしたところに、今度は例のサブレットの彼女からもまたメールが入りました。
女性「返事が遅くなってごめんなさい。複数のお問合せがあり、選考していました。大変お待たせしましたが、メールの文面が一番丁寧だったあなたにお貸しすることにしました。さあ、すぐに詳細の打ち合わせを始めましょう」
いやいやいや。
あなた、とりつくシマもないくらいズバッと、事前面談できない人はお断りって私を却下されましたやん。
私 「何かのお間違いではないかと思います。私は事前面談ができないからダメ、とのお返事を、もう3日前にいただきました。私は既に他を見つけております。ありがとう」
すると、それに対する返信がぶっ飛んでいました。
女性「私が優柔不断だったから、あなたは他を探してしまったのですね。失礼しました。残念ですが、ご縁がなかったものと受け止めて、承知いたしました。私はもっと即決力を付けなくてはいけませんね!さようなら」
…え?
めっちゃキッパリと即断されたじゃないですか。
速攻で「あなたは私の条件に合いません。ごめんなさい!」言うたやないですか。
どっから「優柔不断」が出てくるんですか。
なんで
「あなたに断られたことは残念だが、承知したる」
感が溢れてるんですか?
なんというか、このケロっと&グイグイ感。
外国人ならあるある過ぎて驚かないけど…本当に日本人の方ですか?
身一つで海外に渡って就労ビザスポンサーを捕まえて住むためには、これくらいの精神的タフさが必要なのかしら…と感心した次第です。
み…見習うべきか…。
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