現在就業中の派遣の仕事(年内期間限定)
「何もしてないのに壊れた」
パソコン初心者が故障時に発する常套句である。
(ニコニコ大百科より)
先週から始めた派遣の仕事は、派遣先某社の社内システムヘルプデスクの年末調整対応専用番号オペレータ(臨時増員)です。
昨日、本当に「年調申告しようと思ったら、何もしてないのにPCが壊れた」という質問者に当たり、一瞬天を仰ぎました。
都市伝説ではなかった。
本当にこの台詞を言う人がいた!
幸い、落ち着いて対応したところ、単にノートPCの電源コードが抜けっぱなしで本体の充電が切れていただけでした。
…驚かすな。
この某社は社員の平均年齢が非常に高いにもかかわらず、今年から紙の年末調整全面廃止という暴挙に出ております。
シルバー現業職嘱託社員(スマホしか触れない)や扶養内清掃員パートタイマー(同)に至るまで全員、今年はWEB申請一択。
どっから湧いてくるの?この会社のその蛮勇。
社長は河野太郎か!?
(違いますけど)
当然のように
シルバー「無理(怒)」
シルバー「PC持ってない。スマホも通話とラインしか使えない」
シルバー「できるか、こんなもん(怒)」
シルバー「黙って紙出せ、紙(の申告書)!(怒)」
系の電話が年末調整専用問合せダイヤル(期間限定設置)にかかってくるのに対応するお仕事です。
例❶「自分は時短バイトだから、社員番号はありません(だから年調免除だよね?)」
☝ナイナイナイそんなことはない。全員に社員番号が振られています。
例❷「僕の社員番号は何ですか?コレですか?●×▲◎≒・・・・☆□◆(12桁)」
☝そんなに長くない…いったい何を読み上げていらっしゃるんだろう。
例❷「PCが苦手で…そうだ、確定申告行こう」(こう言えば年調しなくて済むだろう)
☝年末調整でお手上げの人に、確定申告はもっと無理。
年調やっといた方が身のためです。
とにかくああ言えばこう言うで「年調免除」を勝ち取ろうと粘る人に対しては
「年調しないと、もし所得税の還付がある場合でも、受け取れませんよ?」
と言うしかないんですが、たいていの人は還付に食いついて
「いくら戻るか教えて。納得できる額が戻るんなら、や(ってや)る」
とか言いなさる。
私「年調をやらないと、金額が算出できません。だから提出してください」
問「でも、いざやったら大して戻らないんでしょ?去年までは紙でやってたけど、いつも何千円しか戻らなかった」
私「何千円でも戻った方がよくないですか?」
問「タイパが~」☜流行り言葉はよくご存じで!
私「1時間かかっても2千円戻ってきたら、時給2千円のバイトしたのと同じ。5千円戻ってきたら、時給5千円のバイトですよ?」
これでも渋る頑固職人さんには(実際には現業職さんですが)、伝家の宝刀を抜くことになります。
私「扶養控除申告書だけでもご提出戴かないと、来年から所得税率が上がります」
問「なんで!?それは横暴だよ!」
私「弊社の独自規定ではありません。所得税法(☜これが伝家の宝刀)で決まっています。他社に転職されても日本国内である限り同じでございます」
それでも渋る人には最後の手段がありますが、この先は派遣先企業の独自規定なので書けないのでした。
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