日本では絶対に流行ってほしくない「地下鉄サーフィン」
走ってる地下鉄の屋根に上る「地下鉄サーフィン」チャレンジで、アメリカで6人目の死亡者が出たと報じられました。
「地下鉄サーフィン」と言う言葉は、元からあった「トレイン・サーフィン」からの派生ですね。
「トレイン・サーフィン」とは、何らかの理由で公共交通機関の輸送能力が需要に対して圧倒的に不十分な国や特殊な状況において、「車両の中」に乗れない者たちがやむを得ず屋根の上など「車両の外」に乗って移動すること。
終戦直後の日本でもありました。
⇩下は1946(昭和21)年に日暮里駅(現・山手線)で撮影されたものです。
Wikipediaよりお借りしました。
今でもインドやバングラデシュなど、人口に比して輸送能力が不十分な一部の国々では名物と化しています。
⇩画像はバングラデシュ(左)とインド(右)の光景。
Wikipediaとフォートラベルよりお借りしました。
しかし、必要に迫られてもいない時に、命まで賭けてやる必要ないでしょう。
最近の子供は発語より先にゲームをやり出しますから、ゲームのやりすぎでありえない大きさの万能感を持っているのではないかな、と思います。
<万能感>
自分は特別な人間であり、何でもできる万能の存在であるという感覚。
幼児期の人間が普遍的にもつ自然な感情。
成長過程で現実を知り、自分にできる事・できない事を理解するにつれ、自己肯定感に置き換わっていくのが普通。
<自己肯定感>
ありのままの自分を受け入れ、自己価値を評価する感覚。
自己肯定感が高いと自分の長所・短所を客観的に捉え、短所を卑下せず、他人の評価や意見に依存せず、根拠がなくとも自分の存在価値を認めることができる、
<自己肯定感と自信の違い>
(自身)
根拠(自分の築き上げた地位や他人からの良い評価)を基準にして自分を肯定できる感覚。
(自己肯定感)
例え上のような根拠がなくとも「自分には価値がある」と思える感覚。
そういえばキアヌ・リーブスが主演した映画「Speed スピード」のラストシーンは、地下鉄の屋根の上対決でしたね。
爆弾魔・ハワード(演じたのは故デニス・ホッパー)がアニー(サンドラ・ブロック)を人質にして、ロス地下鉄の運転手を射殺して乗っ取り、暴走。
追ってきたジャック(キアヌ・リーブス)と地下鉄の屋根の上で対決。
格闘中、ハワードはトンネル内の信号機(トンネルの屋根から下にぶら下がっている)に気付かず(ジャックは気づいていた)頭部が接触。
首がポーンと吹っ飛んで絶命。
そして車両は工事区間から外にドッカンと飛び出す(下画像)。
画像はSafariよりお借りしました。
私は首ポーンのシーンで肝に銘じましたよ。
地下鉄の屋根の上は危ないと。
(いや、この映画見なくても危ないですけど!!)
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