米大統領選:‛Understand’と‛Look’・口癖と聴く側の反応
トランプ氏勝利を「最悪だ」「間違いだ」等言い放っている日本人有名人が多いですが、日本人だって「日本を再び経済大国へ」と言われたら弱いでしょう。
現状がそこからかけ離れていればいるほど、訴えかけてくる言葉ですよ。
また、今回トランプ・ハリス両候補が使った単語を分析したサイトによると、ハリス氏が有権者に語り掛ける時に好んで使った文頭の単語は「Understand」だそうです。
一方トランプ氏は「Look」だったとのことです。
動詞を文頭に持ってくるのは、命令形です。
つまり文頭の「Understand」には
「今から私の言う内容を、ぼんやりではなく、しっかりと理解してちょうだい!」
という意味合いががあります。
ラフに訳すと「いいこと?」「よく聞きなさい!」。
※Understand※
しっかり内容を把握して、相手の言わんとしていることを心から「理解する」こと。
一方、文頭の「Look」は「いいかい?」「ねえ」などと訳されます。
相手の注意を引きたい時に「はい、ちょっと聞いて!」「注目ー!」といった感じで使う言葉です。
さらにハリス氏が「私が今から言う内容を、ぼんやり聞かず、しっかりと理解しなさい!」で始める演説の多くが、政策の話ではなく、トランプ氏の政策の批判でした。
一方、トランプ氏が「はい、注目。いいかい?」で始める演説の多くは
‛Make America great again!’(アメリカをもう一度良くする!)
・・・性格やら人格やらの問題はどうあれ、言葉のチョイスはトランプ氏が上手だったということです。
ハリス氏がもし、こういった細かい敗因をしっかり分析して自覚しようとせず
「私は女性差別されて負けただけ」
と本気で思っているだけでそれで終わるとしたら、次も負けると私は確信します。
なので、一部ハリス支持者が大きな声を上げている「女性差別」は、ハリス氏自身のためにもならないと思います。
いったい誰得のムーブなのでしょうか。
これはサロベツ原野。
ラムサール条約登録湿地です。
画像はサロベツ湿原センターよりお借りしました。
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