心理学>同調性バイアス>周りに合わせ過ぎてはいけません
11月に書いた下の記事の続きです。
ずいぶん間がが空いてしまって申し訳ありません。
未読の方はぜひお読み下さい。
<同調性バイアス>
(多数派同等バイアス/集団同調性バイアスともいう)
集団の中では周りの行動に合わせてしまう(つられてしまう)という心理現象です。
過去に起きたいくつかの大災害や大事故において、被害を拡大させた要因であると考えられています。
出典元:ALSOK
日本人は特に同調性バイアスが強い国民性だと言われます。
国民性を表すジョークとして有名な「沈没船の話」というのがあります。
<沈没船の話>
世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。
乗客の数に対し脱出ボートの数が足りません。
そのため船長は乗客を海に飛び込ませようとします。
船長が相手の国民性に合わせて使い分けた「最も効果的な言葉」とは❓
- 対アメリカ人:「飛び込めばヒーローになれます」
- 対ロシア人 :「ウォッカのビンが流れてます」
- 対イタリア人:「美女が泳いでます」
- 対フランス人:「決して飛び込まないで下さい」
- 対イギリス人:「飛び込むのが紳士です」
- 対ドイツ人 :「飛び込む規則です」
- 対中国人 :「おいしい魚が泳いでます」
- 対日本人 :「みなさんもう飛び込まれました」
<例①>
周りがパニックを起こし逃げ惑う状況で、自分だけ冷静を保つのは困難。
結局同調してパニックを起こし、効果的な避難行動がとれなくなる。
➡︎パニックによる逃げ遅れ
<例②>
避難せねばと思ったが、周りを見ると皆落ち着いている。
なんだ怖がってるのは自分だけかと安心感を抱いてしまう。
もしくは自分だけが逃げることを恥ずかしく思い、動けなくなる。
結局、避難するチャンスを無くす。
➡︎同調性バイアスによる逃げ遅れ
「周りが逃げなくても、自分だけでもさっさと逃げろ」
これが何かが起きた時の鉄則です。
自分のセンサーを信じましょう。
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