❶と❷はこちらです。

色々あって、1年生の時に受けていた担任教諭からの率先いじめからは2年生で脱し、
一応平穏になった私の小学校生活。

しかし悪童系男児（運動能力だけがずば抜けててお勉強はからきし系の数人）から
チョコチョコと細かい嫌がらせをされることは続きました。

具体的内容は省きます。
くだらなさすぎて。

20回三角定規の角でつつかれたら20回目に爆発して箒で頭をぶっ叩く、的な反撃はしていましたが、あまり効果が出ませんでした。

しかし小学校4年生、10歳の3学期に大爆発します。

掃除を終えた後、私は雑巾を洗った後のどろどろの汚水の入ったバケツを持っていました。

階段の近くで男児Sが（はい、小1・6歳の時のエピソードにも登場したあの男児Sです）後ろから走ってきて、私を追い抜きざまに「ジャマ❗️」と脚を蹴ってきました。

バケツの水がこぼれて汚水が私の脚にかかりました。
冬なので冷たいし、汚いし・・・。
私は階段を駆け降りていくSの後ろ姿に叫びました。

「危なかろうが❗️」

踊り場まで駆け降りたSは、そこで振り向いて私を見上げてもう一度言いました。
「〇〇（Sが私につけていた嫌なあだ名）ジャマくさか❗️」

次の瞬間、私はバケツをぶちまけていました。

Sは頭からもろに汚水をかぶり、泣き出しました。

大騒ぎになり、教師がSを保健室に連れて行きました。

私の家とSの家に連絡が行き、私の祖父母とSの母親が学校に駆けつけました。

校長・担任・学年主任と私の祖父母・Sの母親の前で、私は1年生の時からSにやられた数々の嫌がらせ（イジメと言ってもいい）を洗いざらい全部ぶちまけました。

結果、私がSに汚水を浴びせたことは不問になり、それどころかSの母親が祖父母に謝罪をしたようです。

5年生のクラスでは当然Sとは別クラスになりました。

5年生・6年生が小学校生活では一番平穏でした。
「やり返されるぞ」と評判になり、他の悪童たちも手を出して来なくなりましたので。

こういう男児特有の嫌がらせを

「やんちゃだから仕方ない」
「ただのちょっかい」
「多分その女の子に好意を持ってる裏返し」

などと言って正当化しようとする大人がいますが、とんでもないですからね。

散々嫌な思いをした挙句
「お前に気があったからさ」
などと言われたら、逆に気持ち悪さ倍増です。

Sとは学区の関係で中学まで同じでしたが、クラスは別でした。
高校からはSが偏差値の低いところに行ったので別々になりました。

Sの件で私が実感したのは
「ナメられるより敬遠される方が数倍まし。正当な怒りは躊躇してはいけない」
でした。