今日は何の日>4月8日:花祭り❷ なぜ花祭りでは釈迦像に甘茶をかけるのか❓
今日は釈尊の誕生日、花まつり(別名:灌仏会かんぶつえ/降誕祭ごうたんさい)でした。
皆さん、仏像に甘茶かけたか〜い❓イエーィ❗️
ゴータマ王子の誕生
ゴータマ・シッダルタは、現在でいうネパールのルンビニーにあった小国の王子として誕生しました。
釈迦という呼称は、彼の一族名・シャーキヤから来てると言われます。
母・マーヤー夫人が花園で休んでいた時に生まれました。
咲き乱れる花の中で誕生した、待望の後継の王子です。
その時、天に九匹の竜が現れ、祝福として清浄のソーマを降らせたと言われます。
ソーマとはインド神話に出てくる神々の飲料です。
それは何かの植物の汁で、甘い甘露だったそうです。
車寅次郎さんは帝釈天で産湯を使いましたが、ゴータマさんは天から降り注ぐ祝福の甘露で産湯を使ったわけです。
ギリシャ神話にも、神の飲料たるネクター(蜜酒)という甘い酒が登場します。
ギリシャ神話の原型の発生は紀元前15世紀とも言われます。
一方、ゴータマ・シッダルタの誕生は紀元前6世紀頃です。
地中海で発生したギリシャ神話が数百年をかけてネパールの山岳地帯まで知られていて、何らかの影響力を持っていたのでしょうか❓
ともかく、植物性の甘露をかけるのが祝福、ということで花祭りでは甘茶をかけるようになりました。
甘茶とは
砂糖が普及する以前の江戸時代には甘味料として用いられていました。
👇アマチャヅルの花。
地味だけど可愛い。
薬用人参と同じサポニンを含みストレス緩和に効果あり。
これはこれで良し❗️
加水分解により甘くなる
甘茶の生葉はグルコフィロウルシンという苦味成分を含みます。
つまり苦い。
しかし蒸して発酵させると酵素の作用で加水分解が進み、グルコフィロウルシンが甘味成分フィロズルチンに化学変化します。
このフィロズルチンが、砂糖の1,000倍と言われる甘味を持つんですね。
👇こちらは「聖⭐︎おにいさん」のブッダ。
©︎中村光/講談社
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