HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

博物館>旧公衆衛生院と港区郷土歴史館❷

❶はこちらです。


パノラマ撮影した旧公衆衛生院。


右のフェンスの向こうの鬱蒼とした林は東京大学医科学研究所附属病院です。
この界隈は大きな病院がたくさんあります。



こちらの旧公衆衛生院は、地面を掘り下げて1階を半地下に造る、古い欧州式建築です。
イギリスなどでは今でもよく見かけます。
玄関は1/2階分の階段を上がった2階に設けられています。


冬の寒さの厳しい欧州では、冬の暖房が死活問題です。
大昔は薪を使う暖炉でしたが、産業革命頃からは石炭を使ってボイラーで沸かした湯を循環させるセントラルヒーティングが普及します。
ボイラーは当然建物の一番下の階に置かれます。


石炭配達業者は荷馬車で各家庭を周り、玄関前の路上に剥き出しの石炭を下ろして(山積みにして)行きます。
家主はそれを自分で家の中に運び込まなくてはいけません。
そこで1階を半地下にし、スロープを使って燃料を半地下に落とし込める省エネな構造が考え出されました。


これが欧州に半地下の家や建物が多い理由です。


階段を上がらずに済むスローブが新しく設置されています(写真右側)。


吹き抜けが美しい玄関ホール。
昭和13(1938)年竣工ですが、実に凝った造りです。

 

3階から見下ろす。

旧講堂。


郷土資料館は3階4階が常設展示室、2階が企画展示室です。



他の諸施設とフロアを共有している構造上、また建物見学だけなら無料という関係上、資料館へは階ごとの自動改札機にチケットのQRコードを読ませて入る造りになっています。


フロア移動の際は一旦自動改札を出てから供用階段かエレベーターを使い階を上下して、改めて自動改札を入るという手順が必要です。


常設展と企画展を両方見るとなると計6回のチケット提示が要求されます。
チケットは薄くて小さな紙なので、最後まで無くさないよう注意しましょう。


常設展にあった、江戸城内の犬の供養塔。
こちらは犬の名が刻まれている個人(犬)墓です。

一方猫の供養塔は「猫」とだけ刻まれているため、複数の猫の共同墓と思われるとの解説がありました。
犬猫差別はんたーい❗️


有料施設のため、これ以外の撮影は自主規制しました。


現在開催中の企画展はこれです。


こういう素敵な建物で学童保育されている港区のお子様が羨ましくなりました。