HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

病気/怪我>病気>乳がん>物品営業を巡る看護師との攻防

これらの続きです。
順番に読んでいただかないと、たぶん内容が分かりづらいと思います。
先にお読みいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。







やっと執刀医が決まり、手術日も決まったエンドウミリエ(仮名)。
手術の前日朝イチで入院するよう指示を受け、その通りに入院。


すると、すぐに新入院患者全員十数名(乳腺科だけの話です)が会議室に集められ、「術後ブラ」の説明&試着会が始まりました。


女性看護師(婦人科のため、ここの看護師は全員女性でした)が何種類かの術後ブラの見本を見せ、この中からどれか一つ選んで全員必ず購入するように!服の上から試着も可なのでここで購入品を決め、今日中に病院売店で購入するように!と言います。


だいたいこんなのです。色気ナッシングアットオール。


「みなさんは全員明日手術ですよね。明日の術後からさっそく必要です。術後は動けませんから今日中の購入が必須です。傷口を保護するために絶対に必要です。適切に保護しないと傷口が痛みますよ


軽い脅し文句まで入ります。


私は挙手しました。


私「私は両方全摘なので、必要ないかと思います」


看護師「あら、そんなことありませんよ。両方全摘でも必要ですよ!」


私「なぜでしょう?」


看護師「先ほども説明した通り、術後ブラできちんと保護しないと傷口が痛むからです」


私「このブラの繊維には、痛み止め成分でも織り込まれているんでしょうか?」


看護師の顔に(あっ、こいつ、厄介な奴だ)という表情が浮かびます。


看護師「それは・・・ないです。しかし術後の傷は、術後ブラがないと痛むんです」


私「縫合糸とテープで固定される上に、痛み止めが処方されるのではありませんか?」


看護師「でも、更に術後ブラで保護しないと、痛むんです」


私「両胸ともなくなるのに、なぜ固定に『ブラジャー』が必要なんでしょうか?包帯を巻けば固定されると思いますが?」


チビTではない。包帯であるにゃ。


看護師「でもでも、今までも両方全摘の患者さんはいましたけど、一人残らずみなさん購入されてます。買わなかった人は今まで一人もいないんです。だから必要なんです」


ここで手ごわい奴と思われたのか、副看護師長が呼ばれてご登場。


副師長「決まりですから、1枚はご購入いただけませんか?このブラは3千円から5千円のものですし、医療費控除の対象にもなるんですよ?」


※「ゴネるほど高いもんでもないでしょ」という意味でしょうか?


私「お金がなくて言ってるんじゃありません。タダでいただける場合でも、必要性を感じなければご辞退します」


副師長「困りましたね。今までそのようなことを言われた方は、1人もいないんですよ」


私「術後に必要性を感じたら、その時に買います」


副師長「いえ。決まりで、手術前日にご購入いただいてます。今日中です」


私「では、主治医の〇〇先生に確認します」


副師長「・・・え?」


私「医師が必要だと言えば購入します」


副師長「・・・・・・あら、〇〇先生は今日は院内巡回の日ですよ。どこにいらっしゃるかわかりませんよ。売店は〇時に閉まりますよ。それまでに見つかるかしら。今日中に買えるかしら。この病院、広いのに」


私「では、すぐ探しに行きますので、失礼いたします」


30~40分ほど歩き回ったら、普通に鉢合わせしましたよ。


私「・・・ということだったんですが、全部切除したまっ平らな胸に『術後ブラ』をしないと傷が痛むという不可解なロジックを、わかるように説明していただきたいのです」


先生「・・・いや、私はその辺(術後ブラ購入ガイダンス)には全くかかわってないんですが・・・そうなんですか?(本当に知らなさそうでした)
エンドウさん(仮名)に術後ブラが必要か否か?だけにお答えしますと、不要です


「やっぱりな!!」
※ウソです。おとなしく「そうですか。ありがとうございました」とだけ言いました。


つまりあれですよ。出入り業者とのつながりですよ。1枚売れるごとにいくらかの、バックというものが病院に対してあるんでしょう。看護師の言葉は、いわゆる営業トーク。


世の中、けっこうこういうものです。


ナースステーションに戻って副師長を呼んでもらいました。


私「〇〇先生に確認しました。私には不要とのことです」


副師長「あら!そうですか」


先ほどの粘りがウソのように、あっさりと引かれました。


手術後、私は術後ブラを購入した同じ日に手術した人たち(私以外は全員一人残らず大人しく術後ブラを買ったらしい)の何人かから、こういうことを言われました。


Aさん「術後ブラが傷口に当たると、かえって痛くて痛くて!結局初日しかしなかったわ」


Bさん「私も。本当にこれ、無用の長物だった。5千円でケーキ10個食べた方がよかった」


Cさん「副師長とのやり取りを聞いた時は、正直コワイ人!(☜私のことですか?)この人何なのも~!(☜私のことですか?)と思っちゃったけど・・・私も買わなきゃよかった。いくら医療費控除できるって言われても、無駄なモノに5千円ってね・・・」


みなさん。
医療従事者の方々への感謝と敬意は、もちろん忘れてはいけないと思います。
ただ同時に、この世にはすべからく裏が存在しているということも、覚えておいた方がいいこともあります。


お読みいただきありがとうございました。