HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

O・ヘプバーンが苦手(ご本人に責はない)

昔の話です。


今でも若い(嘘つけ)エンドウミリエ(仮名)がまだピチピチ若かった頃。
派遣で働いていた職場でのできごとです。(これは本当)


大企業だったので、広い・安い・(値段の割には)美味いの社食がありました。
同日入社の派遣4人で社食で昼食中のことです。


私、Aさん、Bさん、Cさんとします。
全員女性です。


スタートは一緒なのに、なぜか初手からボス風を吹かせる方って、どこの世界にもいますね。



「私はリーダーシップがあり、誰からも好かれ、どこに行っても人に慕われるタイプです!」


とか自己紹介で自分で言っちゃうような。


どっから湧いてくるの、その(過剰なまでの)自信?っていう感じの。


Aさんがまさにそんなタイプの人でした。


そんな彼女が口火を切りました。


※「〇〇」は実際の発言、(△△)は心の中で思ったけど口には出してないことです。
念のため。


A「私、オ~ドリー(独特のアクセント)・ヘプバーンが、大ッ・大ッ・大ッ・大ッ好きなの‼️‼️」


B「あっ、私も!」


C「私も~~~」


私(日本人って、ホント、O・ヘプバーン偏愛だよねえ。まあ、日本のマスコミが必ず定期的に持ち上げるからね)


A「ミリエさん(仮名)、アナタは?」


※黙ってねーで何か言えよ。つーか、BさんCさんを見習って、
ちゃんと太鼓、叩けよ!的な催促。


※太鼓を叩く:他人に同調して機嫌をとること。太鼓を持つとも言う。


私「ハイ、イイ女優サンデスヨネー(棒読み)。ん~でも、私はマリリン・モンローの方がもっと好きかな」


     


すると、Aさんがみるみる不機嫌になりました。


なんでやねん。


A「ちょとお~。あんな
お色気女優なんか(強調)オ~ドリー(めっさ強調)を、一緒にしないでちょうだいよねー


社食という衆人環視の環境の手前、口調は精一杯冗談めかしています。
しかし目は吊り上がり、鼻の穴は膨らみ、箸は完全に止まっています。本気で怒ってますね。


・・・だからなんでやねん。


私「なんかって、なんですか?」


A「だあああって、ねえええ(BさんCさんに目で訴える)、あんな、お色気とスキャンダルだけ(強調)で売れた三流女優、なんかねええ~」


なんだと?


A「何度も離婚してるしぃ・・・」


私「ヘプバーンだって2度離婚してるし、2度目の夫との結婚中は自分も夫もW不倫してるし、2度目の離婚後はその不倫相手と同棲してるでしょう


A「えっ⁉️ウソ❗️そんなの嘘よ‼️ねえ⁉️(またBさんCさんに目で訴える)」


私「本当です」
(それがいいとも悪いとも言わないけど、事実は事実)


B・C「・・・・・・」(静観の構え)


数秒の沈黙👼👼👼👼👼そこのけそこのけ天使が通る👼👼👼👼👼


※天使が通る(Un ange passe.):会話がとぎれて一座の者が黙り込むことを表現するフランスの言い回し。


Aさんは、椅子を蹴立てて立ち上がると、まだほとんど食べてない料理を下膳台の残飯入れにぶち込み(ああもったいない)、社食を出て行ったのでした。


午後の仕事中が始まってもずっとへの字口で、私とすれ違う時は体ごと顔をそらせ、私に回さざるを得ない書類は机の上に投げてよこすおとなげのなさ。


結局、彼女は1ヶ月目の契約更新時に


「ここの仕事は簡単すぎて、キャリア形成にならない。もっとステップアップしたい」


とかいういかにも派遣会社が好みそうな理由をつけて、他の派遣先(Bさんいわく「ここより時給もいいんですって」な会社)に移って行ったので、ホッとしました。


しかし、移るまでずっと上記のような大人気ない態度を取られ続けたんですよ。


あれからずいぶん経ちました。
しかし私はHSPの特性で、短期記憶・長期記憶共に平均より異常に良すぎるのがアダになって、いまだにこの記憶が薄れないんですね。


だからO・ヘプバーンを見るたびにAの顔(もう、さん付けしたくないわ)が浮かんでしまうんです。


なので、いまだにヘプバーンの映画、あまり観る気がしません。