アニメ>ロボットアニメ>トライダーG7が大・大・大好きです!③
①と②はこちらです。
なかなか陥落しない地球(主にトライダーの抗戦で)に手を焼いたザクロン指令(このひとが最高司令なのか、単に地球のある星域の司令官なのかも曖昧)は、とうとう上官シグマに言い放ちます。
「どうも最初のリサーチが間違っていたようで、地球という星にはさほど利用価値がないことがわかりました」(意訳)
すると、ガバール星の最高権力者、スーパーコンピュータ・シグマは・・・
「あ、そう。じゃあ次行こうか?」(意訳)
と、あっさりと地球侵略を取りやめます。
サンライズミュージックのTwitter画像を拝借しました。
ザクロン指令は最上段左の金髪お兄さん。
普通のロボットアニメの敵のように
「何が何でも地球地球地球!!」
と謎の固執をするようなことはありません。
ましてや
「バカ言え。今まで費やした経費はどうなる。意地でもコストを回収しろ」
といったような根性論も微塵も見せません。
「最初に間違った責任を取れ」
などという不毛なことも言いません。
「エビデンスを出せ」
なんて時間の無駄なことも言いません。
「ならば次行こう、次。星なんていくらでも、星の数ほどあるんだから」
という割り切り加減です。
いわゆる「損切り」の迅速&簡潔さ。
なに、この恐ろしいほどのリアルさは?
一方、地球の方でも、主人公たちは「敵に勝った」とか「撃退した」なんて思ってません。
だって、撤退宣言なんて(開戦宣言と同様)敵から受けてませんもの。
「最近、あの邪魔に来るロボットが来なくなったねえ」
「なんか、平和だねえ」
「でも、仕事が少し減っちゃったよう」
なに、この恐ろしいほどのリアルさは?(二度目)
リアルといえば、毎回必ずあったのが「お食事タイム」
月往復だけでも時間がかかりますし、腹が減っては戦ができません。
ということで、毎話必ず業務中の食事シーンが挿入されておりました。
「ヒーロー/ヒロインは食事もしなけりゃトイレにも行かない」
・・・なんてことは、この作品にはありません。
また、和気あいあいのはずの食事シーンの中にも、
「最近、正体不明の(敵)ロボット(が手あたり次第輸送船を襲うから物流が滞る)のせいで食料品が値上がりして、これだけしか買えなかったんです」
と、ちょっぴりの量しか出てこない、などというリアリズムがしっかりと織り込まれていました。
ざるそば、おにぎり「社長、手を洗ってください」
うどん。調理担当は紅一点の女性社員、郁恵ちゃん。
ゲーム「スーパーロボット大戦」ではトラGで「郁恵のおやつ」が出て来ると
SP(スタミナポイント)が20P 加算というシステムになってます。
オフタイムに自宅でガンダムを観る若社長。
「がんばりましょう、もうけましょう」
はエンディングテーマの一節。
子ども向け(メインターゲット:小学生男児)アニメで毎週これが流れたのです。
あっぱれなり。
お付き合いいただきありがとうございました。
この後、声優さんなどをご紹介する「おまけ」編をもう一回だけ書きます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。