慣用句>足元を見る:語源に見る日本人の「別に親切でも何でもなさ」
よく「昔は(全てが)よかった」「昔の日本人は親切だった」「昔は・・・(手放しで大絶賛)」と言われる方がいらっしゃいますが・・・。
「足元を見る」の語源(語源由来辞典より)
街道筋や宿場などではかご屋や馬方(うまかた)が旅人の足元を見て疲れ具合を見抜き、その疲れ具合につけ込んで高い値段を要求していた。
法外な値段であっても疲れていれば客はその金額で了承してしまう。
そのことから、相手の弱みにつけこむことを「足元を見る」や「足元に付け込む」と言うようになった。
かご屋
馬方(馬による貨物・客の運送を商売とする者)
「定価」という観念が入ってくる前の(全てが「言い値」だった)日本は、こういう面も大いにあったということですね。
定価の時代に生まれて助かりました。
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