今日は何の日>4月19日:養育費の日
昨年は「乗馬許可記念日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
養育費の日
特定非営利活動法人Wink(ウィンク/千葉県柏市)が制定。
2004(平成16)年4月19日に民事執行法が改正されたことにちなむ。
Winkは1997(平成9)年に結成された「母子家庭共和国」(シングルマザー集団)を母体として2002(平成14)年に設立されたNPO法人です。
民事執行法は2020年にも改正されていますが、2004年改正時の目玉は「養育費の確保」でした。
それまであいまいだった養育費の算定方法を明確化し、養育費不払い時の強制執行(賃金等の差し押さえ)を法的に可能にしたものです。
当時の日本では画期的でした。
ちなみに2020年の民事執行法改正の目玉は「国際的な子の奪取に関わる改正」でした。
国際結婚の破綻時における片親による子の奪取は、一般的には「不法な子どもの連れ去り」などと報道されます。
国際結婚で離婚する時に親権を取れなかった方の片親が、親権者に黙って子供を自国に連れ帰ってしまうものです。
1980年10月25日にオランダのハーグで採択された、通称「ハーグ条約」では、例え血のつながった親がやっても「未成年者誘拐罪」に当たると定めています。
正式名称は「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約」。
しかし日本は長年の間未加盟で、国際結婚で外国に居住していた日本人が「親権が取れなかった子供を勝手に連れて帰る」事案が多発しても法に触れず、諸外国からは極めて不評でした。
2013年5月22日に国会でハーグ条約の締結が承認され、ようやくハーグ条約に加盟しました。
2022年に福原愛さんがこれをやったことが大きく報じられたため、かなり広く周知されました。
下は日本が加盟する直前の世界の加盟状況です。
「スリランカだって加盟してるのに、日本はそれでも先進国を名乗るのか?」などと言われてましたね、当時は。
画像は外務省公式よりお借りしました。
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