今日は何の日>12月13日:ヨウスコウカワイルカが「機能的絶滅」宣言された日
一昨年は「胃酸の日」をご紹介しました。
昨年は「正月事始め」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
ヨウスコウカワイルカが「機能的絶滅」宣言された日
ヨウスコウカワイルカ(揚子江川海豚)は2千万年以上前から中国の長江(揚子江)中流から下流にかけて生息した淡水棲イルカ。
水質汚染やダム建設による回遊分断、漁業による餌(魚)の減少、(キャビア目当ての)チョウザメの乱獲による混獲(チョウザメ漁の網に一緒にかかってしまう)等により、近代に入ってから生息数が激減。
2002年以降目撃情報すら絶えている。
2006(平成18)年、日中米等6か国の科学者による合同調査団により、個体数の維持・回復能力がもはや失われているという理由で「機能的絶滅」(もはや絶滅不可避状態)宣言を行った。
インド・ネパールの複数河川に棲息するガンジスカワイルカとアマゾン流域に生息するアマゾンカワイルカも絶滅危惧種。
海水棲イルカと淡水棲イルカの違いは多々あるが、見た目に一番わかりやすい違いは長く尖った口吻。
このため海イルカに比べて「かわいくない」などと言う人もいるが、一度落ち着いて鏡を見てほしい。
ヨウスコウカワイルカ画像はナショナルジオグラフィックよりお借りしました。
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