続発する無差別殺人未遂事件の嫌な共通点
大阪市西成区で小学生集団を狙った無差別殺人未遂犯(28歳)は、東京都東村山市に住みながら、わざわざ犯行場所として大阪を選びました。
小学生を狙った理由(自供)は
「苦労せずに生きている人が嫌だった」
小学生はまだ親の被扶養者ですから、一般的な意味での苦労はせずに生きている子がほとんどでしょう。
犯人は「自分は小学生の頃から苦労していた」と言いたいのでしょうか。
ならば小学生の子供に苦労を強いた、自分の周りの大人に復讐しないのでしょうか。
もし被害にあった7人の中に「そうは見えなくても本当は苦労している子」がいたら、どうするつもりだったのでしょうか。
計画的なのか短絡的なのかさっぱりわかりませんが、いわゆる「考える力」が全くなさそうだということはわかりました。
東大前駅構内で大学生を狙った無差別殺人未遂犯(43歳)は、長野県生坂村に住みながら、わざわざ犯行場所として東京を選びました。
大学生を狙った理由(自供)は
「東大を目指す教育熱心な世間の親たちに、度が過ぎると、子どもがグレて私のように犯罪を犯すと示したかった」
ではなぜ親の世代を狙わないのでしょうか。
なぜ東大前駅にいたというだけで東大生と決めつけて狙ったのでしょうか。
この犯人の親が、我が子に東大を目指させたのかはまだ不明です。
しかし、東大生は東大前駅にいると思っているような短絡さを見ると、東大を目指した受験生だったわけではない気がします。
東大から最も近い駅、かつ東大生が最も利用している駅は、丸の内線の「本郷三丁目」駅だからです。
単なる自分の東大コンプレックスではないのでしょうか。
また私は、恨みというのは自分の日常生活範囲内の狭い世界で発生するものだと思っていました。
なので、わざわざ土地勘のない遠方に出かけて、無関係の他人を狙って、理由を私恨だと言う心理が理解できません。
仮に被害にあった大学生が、本当に東大生だったとしても、もし
「本当は、度が過ぎる教育熱心の親から過大な期待をされて、苦労している学生」
だったら、どうするつもりだったのでしょうか。
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