上手く文章にできないでいたことを先に書かれた 文章のプロは凄い
あ、これはまさしく私が感じたことそのものです。
記事も書きかけていたのですが上手くまとまらず、書きかけのままでいたら、先に書かれちゃった。
やはり文章でお金を稼げる人(プロ作家)は違う。
尊敬する。
世間のほとんどの人たちは、坂口杏里さんが万引きの理由を語った
「スリルを味わいたかっただけ。お金は持ってた」
に対して怒り、糾弾しています。

しかし、本当にお金を持っていたのなら、店側も通常なら
「金を払えば警察は呼ばない」
対応にすると思うのです。
それがモラル的に正しいかどうか、ネット民のお気に召すかどうかはさておき、現実問題として。
なぜなら、警察を呼ぶと、店側も被害届を出して事情聴取を受けて…という一連の手続きに最低でも従業員を一人、数時間拘束されてしまうからです。
私事ですが、一昨年自転車にひき逃げされる事故に遭いました。
歩道を歩いていたら後ろから自転車にぶつかられ、転んで片膝と両手のひらをすりむき、カーゴパンツも片膝部分が破れ、メガネのフレームとレンズにも傷が付く被害でした。
しかし自転車の男は逃走。
110番したら、警察到着まで30分待たされ、到着後、事情聴取、現場検証、被害届・・・に1時間半くらい拘束されました。

被害届を出すためには被害状況を記録に残す必要があると、私は何枚も写真を撮られました。
また、同じく被害届を出すためには本人確認が必要だからと、身分証を提示するよう言われました。
私だけかと思っていたら、一緒にいた夫までもが参考人として身分証を提示させられ、夫が外国人とわかると在住資格まで追及されました。
こちらは被害者なのに!
そしてそこまでした揚句に、最後の最後に
「自転車にはナンバープレートがないから、捕まる確率は、正直非常に低いのが実情です」
という身も蓋もない宣言。
以上の全行程からようやく解放された時には、事故発生から2時間以上経っていました。
このほどかように、被害届を出すという行為は、被害者側にも多大な労力と時間を要求してくるのです。
さらにそうまでして被害届を出しても、被害額が300円では結局、ほぼ不起訴(身元引受人が300円を弁済して、チャラ)コースですし。
そのため、万引き犯が万引き発覚にパニックを起こして暴力行為や破壊行為に及ばない限り、見つかった瞬間にすみませんとお金を出せば、通報という時間を溶かす行為は店もやりたくない。
つまり今回の場合坂口さんは本当に無一文だったから警察を呼ばれた、と私は推察したのです。
しかし彼女にとっては逮捕されること自体よりも世間に
「たった300円すら持ってなかった」
ことを公表される方が、何倍も恥ずかしかったのだろうと。
しかし、この作家さんがおっしゃる通り、世間は
「金なら十分持ってるけど万引きした」
という万引き犯を容赦しません。
「お金が無くて、お腹が空いて・・・」
ならまだギリ、同情を得られたのです。
つまらないプライドでつまらない嘘をついて、逆に世間からの反感を買ってしまいましたね。


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