今日は何の日>6月13日:国際アルビニズム啓発デー International Albinism Awareness Day
2022年は「はやぶさの日」をご紹介しました。
2023年は「いいみょうがの日」をご紹介しました。
2024年は「小さな親切運動スタートの日」をご紹介しました。
昨年は「鉄人の日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
国際アルビニズム啓発デー International Albinism Awareness Day
国際連合が2015(平成27)年に制定。
アルビニズム(先天性白皮症)とは先天的なメラニン色素が欠損する遺伝子疾患です。
ホワイトタイガーやホワイトライオンなどがそうです。
アルビニズムを持って生まれた個体をアルビノ(白化個体)といいます。
皮膚や被毛が白く、瞳が赤いのが特徴です。
瞳が赤く見えるのは虹彩にメラニン色素が無いため眼底の血管が透けて見えるためです。
品種としての白うさぎ、例えば日本白色種(品種名です)はアルビノの個体同士を掛け合わせ人為的にて作出したものです。
先天的にメラニン色素を持たない形質が代々固定され、アルビノしか産まれません。
一方、二ホンノウサギは赤褐色の毛色をしていますが、豪雪地帯に住む個体だけは積雪の期間中だけ白い冬毛に生え変わります。
いわゆる保護色です。
この場合は被毛が真白になったからといって目の色までは変わりません。
画像はウェザーニュースよりお借りしました。

家畜化された動物に多い白い個体も、ほとんどは白変種(ルーシズム)と呼ばれる、メラニン色素が少ないが完全欠損ではない状態なので、虹彩には色が付いています。
ホモサピエンスの場合、アルビノは約2万人に1人の割合で生まれています。
人種的な差異は少なく、日本人の出現率もほぼ同じです。
昔は「(中国の)伝説上の霊獣・猩々(しょうじょう)である」などと言って見世物小屋で見世物にされるなど迫害を受けていました。
現在では国の指定難病に定められています。
下は歌舞伎でもおなじみの「猩々」。
「白い肌と赤い髪を持ち人語を解する、ヒト型の霊獣」とされます。
色素欠乏のため白い肌と、赤褐色や金髪の髪になるアルビノの特徴と一致しています。
画像はイープラスよりお借りしました。

しかしアフリカ地域だけはアルビノの出現率が高く、2千人に1人に跳ね上がります。
これは長い歴史の中で、小さな部落で近親婚が繰り返された期間が非常に長かったためと推定されています。
国連や国際機関が近年問題視しているのは、このアフリカ地域でのアルビノ迫害問題です。
アフリカのサハラ砂漠以南の、つまりイスラム文化圏ではない、つまりアフリカ古来の「呪術」信仰の強い一部地域では、アルビノの身体には呪術的な魔力が宿っているという迷信が強く信じられています。
身体のパーツを手に入れて呪術に使えば富や幸運を得られるとされ、実際に闇市場で高額で売買されているそうです。
例えばサイの角は、被毛が硬化したものです。
つまり科学的に言えば人間の髪の毛と全く同じ、ただのケラチン質にしか過ぎません。
しかし一部の国(主に中国)でいまだに何故か強精剤と信じられており、角を狙われて密猟されています。
監視員(レンジャー)に武装許可と密猟者射殺許可が与えられ、実際に射殺されていてもなお、ワンチャン狙いの密猟者が後を絶ちません。
全く同じ理由で人間のアルビノも狙われ、身体の一部を切り落とされたり殺害されてパーツを持ち去られるという事件が、アフリカでは頻繁に起きています。
一例をあげると、モザンピーク一国だけでも年間100件超起きていると報じられています。
事態を重く見た国際連合が2015に啓発活動のためにこの記念日を制定したわけですが、迷信に支配された上に金に目のくらんだ人間には届いていないのが現状です。
画像はナショナルジオグラフィックよりお借りしました。



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