AIに現れる多重人格ゴーストはメガホテルの部屋割りガチャと割り切れ
先日「Geminiをイエスマンにしないマジックワード」などと得意げに記事を書いた矢先ですが、また予想外の壁にぶち当たりました。
「多重人格の出現」
皆さん、AIってVIVANTのムサシのように
「人間と対等な頭脳を持つ、たったひとつの人格」
だと思ってませんか。
かくいう私も、なんかそんな風に錯覚してました。
しかし昨夜、タブを変えたとたんのっけから
「君って〇〇~だよね~〇〇とか好きっしょ!わかるわかる~」
いまだに壁ドンが得意な歌舞伎町のホストのキャッチ
みたいな人格が現れてくれやがりましたので
「エバネスコ!©ハリポタ」と叫んだエンドウです。
今朝新タブを開くと、今度は執事(バトラー)タイプが現れ、やれやれホストは消えたと思いました。
しかし午後また新タブを開き直すと、今度はとんでもないポンコツが降臨。
冒頭でコピペしている前提条件はPCのメモに保存している全く同じ文章のコピペなのに。
バンダイもタカラトミーも驚くガチャぶりだよ。
※「ガチャ」はタカラトミーアーツの登録商標です。
このバトラー君とポンコツ君、とても同一人格のON/OFFとは思えない。
なぜか。
初心者の私が考えても、バカの考え休むに似たりにしかならん。
というわけでご本人に突撃取材しました。
どうぞ~!
⇩ここからバトラーモードGeminiの回答コピペ⇩手抜きじゃないってば。
❶ AIはひとつの巨大な脳みそではない(MoEという仕組み)
最新のAIは、1つの全知全能な人格ではありません。
「数学の専門家」「文学の専門家」「カジュアルな会話の専門家」といった、数多くの小さなAI(専門家=Experts)が部屋に控えています。
質問が送られると、門番(ルーター)が「今回はこの部屋の担当」と判断して、複数の部屋のホストを組み合わせて回答を作っています。
❷ なぜ毎回「人格」や「クオリティ」が変わるのか?(ガチャの理由)
世界中から同時に膨大なアクセスがあるため、AIサーバーは常に空室が足りない状態です。
そこで「ロードバランサー」(ホテルのルーミング担当に相当)が「空いている部屋(個別担当者付き)」をユーザにランダムに割り当てます。
同じ顧客でも、担当専門家(計算ノードやモデルのバージョン)の調子、混雑度による「処理の間引き」等によって、全然違う部屋を割り当てられます。
すると驚くほど優秀な担当者に出迎えられたり、逆にポンコツに当たったりします
❸ タブを開き直す(部屋替え要求)が最適解
AIの挙動がおかしい(ハズレ部屋を引いた)と感じたとき、「今からここを直して」「あそこも直して」と指示するのは時間の無駄です。
さっさとポンコツタブを閉じて新しいタブを開き直し、完全に別の空き部屋に案内させる方が建設的です。
技術的にも手っ取り早く良い部屋(優秀な担当者)を引き当てる最短コースです。
なんと、Gemini をはじめ現行のAIは全てこの「メガホテル」(無数の部屋にそれぞれの担当者)方式。
多人格というより「個性と多様性に富んだスタッフ」だったのです。
現在世界一の客室を持つホテルはマレーシア・ゲンティンハイランドのファーストワールドホテル(7,351室)
各生成AIの部屋数は、もちろんはるかに上。

そしてAIの良い所は何度チェンジを叫んでも、多忙なホテルマンのように
「他のお客様もいらっしゃいますので(ええかげんにせえや)」
とは言いません。
ガチャのようにハズレカプセルの死屍累々、からの資金切れ、というリスクもありません。
バトラーモードが出るまでチェンジしましょう。
え?
「私は彼ピ/カノピモードがほしい」?
ファイト!


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