花粉症薬の見せる夢>⑤ホテル全館使い切っての宝塚月組海外公演
花粉症歴も中堅クラス、エンドウミリエ(仮名)です。
抗アレルギー薬を飲みだすと、最初の1か月くらいは特に顕著に、尺の長い長い変な夢を見るようになります。
ブログ村のハッシュタグに「抗アレルギー薬で悪夢」というタグが存在するほどですから世のアレルギー患者さんは皆同じなのでしょうが。
「他人の夢の話なんて面白くもない」ことは承知しています。
しかし昨夜のは忘れてしまうには惜しい大作だったので、残したくなりました。
すると初日のゾンビとかも残したくなり、とりあえず昨夜のには⑤番を振りました。
ロンドンの某ホテル
私は何故かロンドンのホテルにいます。
何故ロンドンとわかるかというと、窓からビッグベンが見えるから。
マジか。
個室ではなく何故か女性用ドミトリー(相部屋)で、ベッドが4つあります。
わけがわからないのですがとりあえず出かけることにしました。
ロンドンには古い友人がいて、西側のイ―リング地区に住んでいます。
東京に例えると世田谷区あたりです。
廊下に出て階段を降りると、天井の高いエントランスホールにシャンデリアなどが吊るされている、思ったよりも大きなホテルです。
何でこんな大ホテルにドミトリー(大部屋)があるんだか。
外に出ると、しまった、雨が降り出しました。
ロンドンの天気は変わりやすくて、天気予報は
「1年じゅう『明日は晴れ時々曇り所によってにわか雨』と言っとけばまずまず当たる」
と言われる土地柄です。
私は部屋に折畳み傘を取りに戻ります。
部屋に戻ると、さっきまでは無人だった他のベッドにも日本人女性たちがいて話しかけてきます。
「あなたも公演を見に来たの?」
公演?なんのこと??
いいえと答えて廊下に出ると・・・あれ?廊下の雰囲気がさっきと違う。
ホテルの廊下でミュージカル!?
芝居の大道具みたいなのがそこここに置かれて、そして向こうから、軽快なステップを踏みながらやって来るのは・・・
宝塚歌劇団の皆さまだ~~~!!
呆然と立ち尽くす私の目の前を、踊りながら通り過ぎる厚化・・・ううん、何でもない。
キラキラ軍団。
廊下の左右の壁からも次々と団員が現れて合流。
忍者屋敷かここ。
※画像はイメージです
動けないでいるとホテルの従業員がやって来て
「公演が始まりましたので、お気をつけてお通り下さい」
お気をつければ通っていいんだ!・・・いいのかい。
いつの間にか赤じゅうたんが敷かれた階段の横には、いつの間にか手すりが花で飾られた滑り台が設置されていて、団員さんたちはニコヤカに手を振りながら滑り降りていらっしゃる。
大人しく階段の方を降りると、フロント前のエントランスのお立ち台では、たった今滑り台から登場したトップ男役らしき人が熱唱開始。
※画像はイメージです
宝塚月組ロンドン公演
見上げる横断幕には「宝塚月組ロンドン公演」の文字が。
ああ、月組さんでしたか。
・・・私、好きだったっけ?月組??
エントランスホールはもはやすし詰め状態で、外に出れるかな?って感じです。
するとまた従業員が来て
「正面玄関はただいま入口専用です。出口は裏口をお使いください」
で、裏に行くと・・・あれ?
衣裳部屋に紛れ込んじゃったよ!!
ラメとスパンコールで部屋中反射しまくって目がつぶれそうだよ!
着替えの団員さんたちが来ちゃったよ。
ちょ、これじゃ覗きだよ。
逃げるよ!!!
チャールズ一世紙幣しか使えませんだと!?
やっとのことで裏口から出て、雨の中たどり着いた地下鉄駅。
やれやれと財布を取り出すと、あれ?クレカがない。えっ困った。
でもポンド札は持ってる。
エリザベス女王の肖像画が描かれたお札。
窓口で女王のポンド札を差し出して
「オイスターカード(ロンドンの交通系ICカード)くっださっいなっ」
と言った私に、駅員が言い放つ。
「チャールズ一世紙幣しか使えないよ」
「なんじゃそりゃああああああああああ!」
ここでやっと目が覚めました。
30~40分の尺に感じましたよ。
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