「花菖蒲と遊ぶ」開催中の清澄庭園(東京都指定名勝)を4年ぶりに訪問
清澄庭園(きよすみていえん)は都営大江戸線/東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅前にある都立の庭園です。
入場料は一般(中学生以上※)150円、65歳以70円。
※都内在住・在学中学生は無料
池の周囲に築山や名石を配置する「回遊式林泉庭園」という形式で、東京都指定名勝に指定されています。
エンドウ夫婦はコロナ前以来、4年ぶりに訪れました。
江戸時代は下総国関宿藩主・久世家下屋敷。
明治維新後は将軍職を奉還して華族となった徳川慶喜、「日本近代郵便の父」前島密(まえじまひそか)を経て三菱財閥創業者・岩崎弥太郎の所有に落ち着きます。
岩崎弥太郎が当時としては巨額の資金をつぎ込み、1880(明治13)年から3年かけて大改修。
現在園内に点在する巨石の石組は、弥太郎がこの改修時に全国から運ばせたそうです。
弥太郎が財力に物を言わせて集めた巨石は、他の都立庭園にはない、ここ清澄庭園だけの特徴となっています。
巨石画像だけは江東区公式とるるぶよりお借りしました。
弥太郎は改修後の庭園を「深川新睦園」と命名しました。
庭園を引き継いだ息子の岩崎弥太郎も5年かけて再改修。
ジョサイア・コンドルに設計を依頼して洋館を建てたりして三菱財閥の貴賓接待の場に整えました。
しかし1923(大正12)年の関東大震災でコンドル設計の洋館は消失。
1924(大正13)年に東京市(当時)に寄付され、翌年東京都により「清澄庭園」と改称されました。
エンドウ夫婦が訪れたちょうど前日5月25日(土)から「花菖蒲と遊ぶ」が開催されていました。
まだ咲き初めで、これから見頃という感じでした。
お近くの方は是非どうぞ。
ここ「清澄庭園」は、池に亀が多いことでも(一部の亀マニアに)有名な場所です。
亀については別記事で書きます。
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