HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

ヒヨドリの華麗なるロケット飛行


昨年の今日公開した記事の再公開です。
初公開:2022/3/9 




ヒヨドリを撮影していると、よくこういう写真が撮れてしまいます。


弾丸だ❗️ミサイルだ❗️ロケットだ❗️
いや
ヒヨちゃんだ❗️

 


これは別に「天文学的数字の確率で撮影された奇跡の一枚」ではありません。
みなさんもヒヨちゃんを撮影してみてください。


高確率でロケットが写ってることでしょう。


我が家の近くのヒヨちゃんたちはあまり大きな群れは作りませんが、群れを撮影した写真をネットで探したらこんなのも出てきました。


まいどなニュースより。

  

これは「波状飛行」と呼ばれる飛び方です。
羽を開いて羽ばたいて上昇、羽を閉じて滑空(下降)また羽を開いて…を繰り返す省エネ飛行法です。


日本語ではその軌跡が「まるで波のようだ」ということで「波状飛行」と命名されましたが
英語では見た目の動きから「まるで弾んでいるようだ」ということで「バウンディングフライト」と命名されています。


セキレイも同じ飛び方をします。

しかしヒヨちゃんの優れているところは、この波状飛行に加えて停空飛翔(ホバリング)までできてしまうという点です。


ホバリングとは飛びながらその場に静止を続けられるものです。
ハチドリが有名です。


画像はWikipediaより。


ホバリング飛行能力だけを競えばハチドリがぶっちぎりのトップです。
先日写真をあげましたように、カモメも行います。
波状飛行だけならセキレイやキツツキもやります。


しかし波状飛行とホバリングを同時に行うのは、私たちのごく身近にいる鳥ではセキレイぐらいのものです。


またセキレイは波打ちながらも割と前へ前へ飛びますが、ヒヨドリは波打ちながらも急旋回したり、回転したり、曲芸飛行が達者で見ていて楽しいです。


東京都心にもいるくせに、非常に高度な飛行能力を持つエースパイロット。
それがヒヨドリ。


ヒヨちゃんのホバリング写真はこちらで公開しています。

カモメのホバリング写真はこちらです。


私たちのすぐ身近にいるくせに、と書きましたが、ヒヨドリの生息地は何故かほぼ日本のみ。
日本周辺の台湾や韓国にも一部いることはいるので日本固有種と断言できないのが難ですが、大半は日本にいます。


なので欧米人のバードウォッチャーはヒヨドリを見ると大喜び。
こんな優れたエースパイロットが日本の鳥というのはちょっと嬉しいです。


ヒヨちゃんは甘い木の実や果実が大好きです。
そのため鳥好きの方が庭に半分に切ったミカンなどを置いておくと、ヒヨドリがメジロやスズメといった小鳥を追い払って独占しがちです。


なので鳥好きの方ほどヒヨドリを「食い意地が張って意地悪な乱暴者」と認識しがちという悲しい現実があります。


  \ミカーン🍊/

画像は山内イグアナ研究所より。


ネットをチラ見するだけでも「うちのミカンはメジロ用❗️ヒヨドリお断り❗️」とか「ヒヨドリ対策」などと書かれているのが目に入ります。


出る杭ほど打たれるという感じのヒヨちゃん。
私は応援していますよ。