雀の一生は過酷です
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巣立ち雛の特徴は「まだクチバシが黄色い」ことです。
雀かの小鳥の多くはクチバシが黄色い=雛の証なので、巣立った後もクチバシが黄色い間は親がせっせと餌を運んできます。
この頃には親雀は子育ての激務で痩せ細り、親よりむしろ太った巣立ち雛が痩せた親に餌をもらうという涙ぐましい光景になります。

しかし黄色いクチバシはみるみる親と同じ黒褐色に変化し、黄色い部分がすっかりなくなると親は給餌を止め、子離れします。
同時に親は次の産卵を始め、スズメ夫婦は夏(3~9月)の間に2回から3回の子育てを繰り返します。
雀の両親は子育ての間じゅう、日の出から日没まで休む暇もなく我が子のために餌の虫を獲り続け、多い場合は一日400回近く虫を運ぶそうです。
つまり夏中、激務。
そうまでして身を削って育てた子たちも、巣立った途端カラスに狩られ、車に轢かれ、冬が来ると寒さと飢えでとにかくバタバタと死に、次の春を迎えられる子は1割。
辛い冬をどうにか越して繁殖を果たせた親もまた、次の冬にはほとんどが死ぬ。
運良く長生きしても3年が限度という一生です。
ちなみにスズメは飼育下では10年生きられます。
人間に例えれば、万全な環境では100歳で老衰死する寿命を持ちながら、10歳で結婚。
15歳~20歳くらいまで過労死寸前の子育て三昧で、どれだけ長生きでも25歳~30歳までには死ぬ。
雀は野鳥ですから仕方のないことですが、だから安易に
「籠の鳥は可哀想。空の方が自由に生きられて幸せでしょう」
などと自分に酔ってペットの小鳥を放鳥するのはダメ、絶対。
昭和の頃にはそんなメルヘン脳な人がわりといたんです。
「猫は家に付くと言うから(引越しの時は)古い家に置いて行った方が幸せよ」
「金魚や亀が大きくなったから広い川に放してあげました」
などなど。
話が脱線しました。
いつものことですが…(汗)。
雀の親子画像はTenki.jpよりお借りしました。


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