同志社国際高校修学旅行の「コース選択肢」が予想を上回る酷さだった
「自分の意思で抗議船に乗ったんでしょ」(by百田尚樹・日本保守党代表)
というのなら、他にどんな選択肢があったのかと思って調べたら、これがなかなかに酷かった。
A:チビチリガマ見学後、民泊
「チビチリガマ」といっても別に「チビチリ焼き」という陶芸の窯、などではありません。
意訳で漢字を当てはめると「尻切壕」。
ガマ(壕)は沖縄弁で石灰岩洞窟(鍾乳洞窟)のことで、第二次大戦中は自然の防空壕として使われていました。
「チビチリガマ」はアメリカ軍沖縄本島上陸の翌日1945(昭和20)年4月2日に83人の村民が集団自決をした場所として有名です。
B:金城実アトリエ見学後、民泊
金城実氏は「強制動員真相究明ネットワーク」(本部は兵庫県神戸市灘区)の呼びかけ人。
慰安婦像を作ったりしている、在日朝鮮系の彫刻家です。
チビチリガマの入口(あ、結局Aに通じた)と金城実氏画像は毎日新聞よりお借りしました。

C:カヌー体験後、佐喜眞美術館見学
佐喜眞美術館は宜野湾市の普天間飛行場のすぐ脇にある私設美術館です。
常設展示作品は「沖縄戦の図」(丸木位里・俊夫妻画)は、沖縄戦の惨状と集団自決の地獄絵図を描いた14点の巨大な水墨画連作。
(またしてもAのチビチリガマに通じた)
⇩本当に普天間基地に貼り付く場所にある…。

D:サンゴの植え付け体験
いくつもの民間団体が実施している体験プログラムのようですが、「啓発イベント」臭が強いですね。
E:戦没者遺骨収集体験
複数のボランティア団体が実施している体験プログラムのようです。
主にガマ(壕)の土砂を篩(ふるい)でふるってそれらしきものを探すという内容のようです。
(またまたAのチビチリガマに通じた)
F:辺野古米軍基地を海から見るボート体験
今回の事故が起きたコース。
G:沖縄戦の語りを聞いた後、佐喜眞美術館見学
Cと同じ佐喜眞美術館、またまた登場。
酷いラインナップ(呆)。
これで「特定の思想はなかった」と言い逃れる学校側がすごい。
もし高校生ミリエが「この中から必ず一つ選んで参加しろ!」と言われたら?と想像しました。
- 集団自決があった洞窟見学Aや、そんな洞窟での遺骨拾いEなんて怖い。霊が出そう。
- それを描いた地獄絵を見せられるC・Gも怖い。
- 慰安婦像を見せられるBもなんだかな。
すると、残るはD:サンゴの植え付け体験か、F:辺野古米軍基地を海から見るボート体験の二択になります。
まだしも思想教育臭が(あくまで他の5コースに比べて)薄そうな感じ。
しかしサンゴの植え付け体験はシュノーケルとセットなので、水に対する恐怖心が強く、泳ぐのはまだしも水に潜るのがダメな私には無理。
そうなると、消去法でF:辺野古米軍基地を海から見るボート体験(今回の転覆事故が起きたコース)しか残らない。
それでも私が高校生の頃は大学入試は、ほぼ一般選抜一本やり。
筆記試験の成績次第。
今のように「推薦を得るために課外活動で点を稼いでおく」必要性は今よりはまだ薄かったので、
「無難なFを選んでおいて、いざ乗る時に波が高ければ『船酔いがめちゃくちゃ酷い体質なので』(事実)と言い張って乗船しない」
という敵前逃亡もアリだったかもしれません。
しかし大学入試がこうも推薦入試に傾いている現在では
「一人だけ乗船拒否したら課外活動の評価が悪くなる…」
と渋々乗らざるを得なくなったかもしれません。
まあ私は、高校入学してすぐに担任から(クラスへの全体周知として)
「大学に有利に入りたきゃ文化部なんてダメだ。運動部に入らなきゃ良い内申点はもらえないから、絶対に運動部に入るように」
と言われたことに反発して非公認のマンガ同好会に入ったようなへそ曲がりなので、一人だけでも乗船拒否したかもしれません。
が、拒否しても教師に力づくで船に押し込まれた可能性もあります。
とにかく「自分の意思で乗ったんでしょ」(by百田尚樹)と言っても、未成年の場合は特に、本当に自分の意思だったのかはなはだ不透明。
契約行為を一人で行える法的権限もまだ持ってないのですから。
日本保守党、もう終わりましたね。
画像は朝日新聞よりお借りしました。



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