お悔み>作家・佐藤愛子さん(102歳)/巨星墜つ
作家の佐藤藍子さんが4月29日に亡くなっていたことが今日公表されました。
102歳で死因は老衰。
今はかなり高齢で亡くなっても、やれ「多臓器不全」だ「誤嚥性肺炎」だと診断され、なかなか「老衰死」(大往生)にはしてもらえない。
そんな中での102歳での大往生は、最期までご立派だと思います。
つい先日も書店の新刊コーナーに新刊「ぼけていく私」(4月9日発売・文藝春秋社)が積まれているのを見かけたばかりでした。

私が佐藤愛子さんのエッセイを初めて読んだのは、小6の頃でした。
後に小説も読みましたが、入口はエッセイでした。
そしてエッセイに登場する、私より4つ年長の一人娘・響子さん(佐藤響子さん、結婚後は杉山響子さん)が羨ましくてしょうがなかったことをはっきりと覚えています。
「ぼけていく私」が文藝春秋に連載中のインタビューで、佐藤さんがこんなことを言われていました。
「ぼけていることを自覚せずにぼけている人は楽でいい。私は自分がぼけていることを自覚しているから、なかなか辛い」(意訳)
そうか。
「人はぼけたらどうせ自分のぼけを自覚できないのだから、ぼけを恐れることなどない」
と言う人がいて、現在の多数派意見になっていますが、やはり自覚できている人もいるわけです。
それにしても最後まで余計な配慮とやらで「認知症の私」などというタイトルにされずに本当に良かった。
最後まで、ぼけてもなお、佐藤愛子節を炸裂させて旅立たれたことを、50年来のファンとして嬉しく思います。
どうか安らかにお眠りください。
こちらは4年前の著書。


書籍の表紙画像は2点ともAmazonより、98歳時の近影画像は文春オンラインよりお借りしました。


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