<後編>24年醸造して言う「世界に一つだけの花」は植物学的に大間違い
この記事から続いています。
下画像左が、紫外線が視れないニンゲンが見ているタンポポ。
右が、紫外線が視れる昆虫や鳥類が見ているタンポポ。
紫外線撮影画像はGIGAZINEよりお借りしました。

右画像の色が濃い部分は英語で「ネクターガイド」と呼ばれるサイン(誘因標識)です。
和訳では「花蜜標識 かみつひょうしき」または略して「蜜票 みつひょう」と呼ばれるもので、紫外線が視える例えばミツバチに対して
「美味しい花蜜はここにあり」
と懸命にアピールしています。
そしてこの部分にミツバチが誘い込まれると、そこには雄しべがあり、蜜を得るのと引き換えにミツバチの身体には花粉が付着する。
ミツバチがそのまま別の、しかし同種の花に飛んで行きまたネクターガイドに誘われると、前の花から付着した花粉がその花の雌しべに着き、めでたく他家受粉が成功。
そしてミツバチはまた新しい花粉を身体に付けて次の花へ。
非常に多くの花がこのネクターガイドを採用し、あの手この手で送粉者を誘っています。
つまり花とは、顕花植物が競い合うことを目的に発達させた重要な生存戦略器官。
地球上に生存戦略を持たない、つまり他者と全く競わない生物は、いません。
競えなくなったら絶滅が待つのみです。
地球環境と生物、舐めるな。
槇原敬之氏にワンフレーズだけ何か言ってよいことになったら、贈りたい言葉はあの永遠の5歳児のキメ台詞です。

訂正します。
貴方はボーっと生きてていただいても結構です。
しかし、1億4,000万年前に渡る生存競争を懸命に勝ち抜いて、進化の勝者として今地球上にある現生顕花植物に変なレッテルを貼らないでいただきたい。
はー。
24年溜めてたことを言って(文字にして)、スッキリしました。


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