人物>日本より世界が評価する天才・永井豪②
この記事の続きです。
デビルマン
キューティーハニー
マジンガーZ
ゲッターロボ
代表作と言える上記4作だけでも何度も何度も描き直され、何度も何度もアニメ化され、
実写化され、シリーズ化されている巨匠・永井豪。
日本以上の人気と言われるのはイタリアとフランス。
イタリアでは「鋼鉄ジーグ」フランスでは『UFOロボ・グレンダイザー」が特に人気だというのはヲタクの間では有名な話です。
フランスでは1978年にグレンダイザーがGoldorakという名前でTV放送された時、
驚異の視聴率100%を樹立したというトンデモ伝説があるほどです。
これがきっかけとなってそれまでほとんど知られていなかった日本の漫画・アニメがフランスに大量輸出されるようになったそうです。
他の漫画家の皆さんも永井邸には足を向けて寝れないでしょう。
2020年のフランスにおける日本漫画の売り上げは約280億円だそうです。
巨大ロボットと怪獣が大暴れするアメリカ映画「パシフィック・リム」の監督、
ギレルモ・デル・トロ氏も永井豪の大ファン。
つまりパシフィック・リムの源流は永井ワールドなのです。
ギレルモ・デル・トロ氏は初めて永井豪氏に会えた時、
「あなたは漫画界のモーツァルトだ❗️」
と口走ったとか。
それだけ異能者という意味でしょうな。
ギレルモ・デル・トロ氏
永井豪氏は故・石ノ森章太郎氏のアシスタントを経て22歳でデビューしてます。
そして、デビュー直後のすっごいエピソードがあるのです。
ご本人が陽気にぶっちゃけちゃってるので漫画ヲタクの間では割と有名な話なのですが、
一般の方にはほとんど知られてないでしょう。
1967年、デビューして3ヶ月の永井青年(22)はある日、10歳年上の赤塚不二夫氏に呼び出されたそうです。
若き日の永井豪氏。
赤塚不二夫は1964年に「おそ松くん」で小学館漫画賞を受賞。
「おそ松くん」と「ひみつのアッコちゃん」のアニメ化が大ヒットし、一躍時の人となっていた超売れっ子大先輩&大巨匠です。
その雲上人・赤塚不二夫がマジおこで
「少年誌にエロやグロを描いてはいかん❗️」
とペーペーの永井青年を叱り飛ばしたというんですね。
普通の新人なら震え上がって反省し、3日くらい寝込んだ後
必死で健全な作風に変えようとすることでしょう。
しかし、永井青年は普通じゃなかった。
永井青年は、叱られながらこう思ったというのです。
※しつこいようですが、ご本人がおっしゃってて、活字にもなっているものです。
「赤塚先生、僕のことを怖がってるんじゃない❓なら、ダメって言われた点にこそ、僕の将来の活路があるんじゃない❓」
そこで、(当時としては)これでもかとエロとグロをぶち込んだ「ハレンチ学園」を描いてみたというのです。
結果➡︎大当たり(大ヒット)。
すごいエピソードだ😲
出る杭が、打たれたことにより
逆に覚醒してしまった。
永井豪氏の自画像。ずーっとコレ。
奥様の永井純子さん(本物よ)によると、永井豪氏は
「真理をキャッチする能力が高い」のだそうです。
出典元:2010-12-10
故郷石川県輪島市には永井豪記念館(2009年開館)もあります。
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