雑観>個性個性と言いつつもまだまだ根強い横並び主義
先日、路線バスに乗りました。
始発のバス停です。
私の後から数人の小学生とその保護者さんたちが乗ってきました。
新一年生❓という感じのおチビさんたちです。
私立の制服を着ています。
最初に乗ってきた女の子が、一目散に最前列によじ登りました。
あの、一番前の2席だけ高くなっている所の片方です。
すると女の子のお母さんが言いました。
母A「そこはダメよ」
娘A「え、なんで❓」
私はてっきり「高くて危ないから」というのかと思いました。
というのも、最近その表示は撤去されましたが、かつてはどのバス事業者も
「この席は昇降が危険なので幼児と高齢者は座らないでください」
と表示していた席だからです。
しかし母Aさんの理由は違いました。
母A「みんな後ろに行ったでしょ❓みんなと同じところに座りなさい」
娘A「嫌だ。ここ、前がよく見えるよ❓私はここがいい❗️」
そう、後から乗り込んできた他の子3~4人は全員、後方に行ってしまったのです。
わかる、わかるよ娘Aちゃん❗️
私もそういう子供でした。
バスに乗る楽しみは、一に車窓の景色、二に車窓の景色、三に車窓の景色と続いて、
十も車窓の景色という子供でした。
せっかくバスに乗っているのに車窓には全く興味を示さず、おしゃべりにしか興味のない同級生は、正直に言ってしまうと苦手でした。
方向性が違うんだな。(ミュージシャンぽく言ってみた)
母A「降りて、後ろに行きなさい」
娘A「やだ」
母A「みんなと一緒に座りなさい」
娘A「ここがいい」
母A「みんなとお話ししなさい」
娘A「前(景色)見〜た〜い〜」
なかなか意思堅固そうな娘さんです。
私は、お母さんが折れるかなと思いました。
しかし、
母A「みんなと一緒に行動しない子は、ダメな子なんだよ❗️」
娘Aさんが折れて後方に移動し、バスは発車しました。
残念に思っていると、2つ3つ先のバス停で今度は別の制服を着た新1年生と保護者がまた数組乗ってきました。
最後に乗ってきた女の子が、デジャブ❓と思うくらいにAちゃんと似た仕草で、一目散に最前列によじ登りました。
母B「あれ❓そこ❓」
娘B「そうだよ。私、ここがいいもん」
母B「みんなは後ろに行ったよ❓」
娘B「でも私はここがいいもん」
母B「みんなとお話しできないよ❓」
娘B「お話なんか明日、学校でできるよ」
母B「そう」
おお❗️
今度は娘Bさんの言い分が通りました。
後ろでこのやりとりを見ている娘Aさんは、どういう気持ちかな❓
とチラリと思っているうちに、私の降りるバス停が来てしまいました。
この母Aさんと母Bさんが、もし教育について話したら
母A「子供の個性を伸ばすのが第一ですよね」
母B「その通りです。横並び教育ではグローバルな人材は育たないと思います」
母A「だからうちは小学校受験したんです」
母B「うちもです」
って感じで、意見が合っちゃうのではないかと思いましたけどね。
※個人の妄想です。
👇ネットで見つけた関東の私立小学校の制服の中でも、群を抜いて目立つ個性派制服。
私が見たお子さんたちではありません。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。