英国あるある>❷イギリス人はマグカップでがぶがぶとミルクティーを飲む レモンティー?なにそれ?
bloggerブログで10/22(土)に公開した記事ですが。
やはり4日目の今日で9アクセスしか付いておりません。
こちらに転載します。
イギリスでそうだったのか!と思った話その❷
イギリス名物の紅茶です。
あるある❶はアルファベットの筆記体でした。
コーヒーのドリップの適温は90~95℃。
なのでコーヒーカップは保温性を高めるために口径が狭く作られています。
対して紅茶は沸騰したお湯で抽出するのが鉄則。
そのためティーカップは冷ましやすくするために口径が広く作られています。
また紅茶の香りはコーヒーのように強くありません。
ティーカップの広がった形状には、繊細な紅茶の香りを広がりやすくする効果があります。
ですから紅茶は必ずティーカップでいただきましょう。
※画像はマイコード(遺伝子検査企業)より。
以上は日本の「紅茶の本」などに必ず書いてあることです。
ではイギリスの一般家庭をのぞいてみましょう。
おや?みなさん大きなマグカップでがぶがぶ飲まれてますねえ。
しかもお手軽なティーバッグが断然主流です。
イギリス国内で消費される紅茶の96%はティーバッグという情報があります。
私が間借りさせていただいたご家庭はロンドンのウエストエンド(高級住宅地)に一戸建てを所有するミドルクラス(中流階級※ご主人が事業で成功されていた)でした。
それでも普段はソーサーなしのマグカップでがぶ飲みでしたよ。
部屋数が家族数より多い日本風に言うと豪邸。
余った部屋を人に貸してたんですね。
19世紀末の建築で、屋根裏女中部屋までありましたから。
イギリスではフツーによくある賃貸物件の一形式です。
特別ではありません。
ホームパーティーやあらたまった来客用に、お高そうなティーポット&ティーカップ&ソーサーのセットがカップボードにはスタンバイしてました。
しかしよほどの時しかご登場なさいませんでした。
またイギリスではティーといえばミルクティーが常識。
なんとイギリス国内で消費される紅茶の98%はミルクティーで飲まれているという情報もあります。
レモンティーは、外でアイスティーを飲む場合はありだそうです。
そもそも夏の短いイギリス(今年は少々違いましたが)では、一般人は家でアイスティーは飲みません。
ホット紅茶にレモンを入れるのは、アメリカ人がやり出して日本人が真似たものだそうです。
ミルクを入れないストレート紅茶(わずか2%)は、イギリスでは「ブラックティー」と呼ばれます。
紅(レッド)じゃないんだ!と驚いた私でした。
※紅茶は実は中国語です。
中国では茶を茶葉の醗酵度合いで分類し、色で表します。
- 緑茶(不発酵茶)
- 白茶(弱発酵茶)
- 青茶(半発酵茶)
- 黄茶(弱後発酵茶)
- 紅茶(発酵茶)
- 黒茶(後発酵茶)
※ミドルクラス(中流階級)
日本は経済成長期にその辺の庶民も「自分は中流階級だ」と言い「一億総中流」などと言われましたが、階級社会と言われる英国は違います。
説明し出すと長くなる話題ですので、また別記事で。
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