今日は何の日>1月21日:1(い)1(い)2(に)んじん=いいにんじんの日
2012(平成24)年に株式会社韓国人參公社ジャパンの設立記念パーティーが開かれたことにちなみ同社が制定。
語呂合わせは1(い)1(い)2(に)んじん。
ここで言うにんじんは、キャロットではなく朝鮮人参(高麗人参/英語名Korean ginseng/学名Panax ginseng)のことです。
こういう赤い花が咲きます。
ちなみにキャロットの花は白。
画像はGreenSnapより。
Panaxとはウコギ科パナックス属(別名ニンジン属)のこと、パナックスはギリシャ語で「万能薬」を意味する言葉です。
2千年前の中国の書物に早くも薬草として登場するそうです。
☟韓国人參公社ジャパン公式
昭和の頃の時代劇では、登場人物が重い病気にかかると医者がすぐ「人参を飲ませれば治る」と言っていました。
幼い私は「ニンジンジュースでも飲ませるのか?」と思ったら、出てくるのはシワッシワの枯れ枝のようなもの。
「干したらあんなに縮むのかな???」と思ったものでした。
原産地はヒマラヤと言われます。
日本に野生種はなく、初めて日本にもたらされたのは奈良時代。
時の天皇への献上品だったそうです。
その頃の高麗人参の一部は今も正倉院に保管されているそうです。
以降も朝鮮半島からの輸入に頼っていたため、長い間非常に高価なものでした。
日本で栽培に成功したのは3代将軍家光説と、8代将軍吉宗説があるようです。
徳川光圀(水戸黄門)が栽培にチャレンジしたけど失敗したという話もあるそうです。
国内栽培に成功したことで、それまでは皇族か大名クラスだけが飲める高級品だった高麗人参は、庶民の間でもブームになります。
4gで100文くらいまで価格がこなれたらしいです。
当時の日雇い労働の日当が100文ぐらいだったそうなので、今で言うと1万円前後ですか。
現在の価格を調べましょう。
粉末やタブレットではなく、原形のままの商品をAmazonで探すと、200gで約4,000円のが出てきました。
4gだと80円なので江戸時代のさらに1/10ですね。
上の商品説明には「サムゲタン用にちょうどいい大きさです」とあります。
肝心の薬効は高麗人参に多く含まれる「ギンセノシド(ニンジンサポニン)」によるものです。
ギンセノシドRb1は中枢抑制(鎮静)作用、ギンセノシドRg1は緩やかな中枢興奮作用を持ちます。
これにより疲労回復や食欲不振・血行不良・冷え症等の改善が期待できるそうです。
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