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ドレミの日

それは1024年のことでした。

毎年6月24日に開かれる「洗礼者ヨハネの生誕祭」のために、イタリアの修道士兼音楽教師グイード・ダレッツォは合唱隊に「聖ヨハネ賛歌」を指導していました。

当時、歌は「とにかく丸暗記するもの」でした。

しかし聖歌隊が歌を暗記するのに苦労しているのを見たダレッツォは、音楽を覚えやすくする方法を考えつきました。

それがドレミの音階の始まりと言われます。

洗礼者ヨハネ（バプテスマのヨハネ）とは

イエス・キリストの半年前に生まれたとされる聖人。
そのためクリスマスの半年前＝6月24日に誕生日が定められている。

ヨルダン川で人々に洗礼を施し、イエスにも洗礼を施したた人物。
そのため、正教会では「前駆授洗者」（前駆授洗イオアン）と呼ばれる。

6月24日の「聖ヨハネの生誕日」は、それより古くから欧州にあった夏至の祝祭日ミッドサマー・デイMidsummer Day とちょうど結びつき「夏のクリスマス」の別名がある。

イエス・キリスト（中央）にお洗礼を施す洗礼者ヨハネ（右）。
画像はダヴィンチ研究所より拝借しました。

洗礼者ヨハネはフィレンツェの守護聖人でもあります。