ロンドン犬事情〜シニアロンドン一人旅
ひとつ前の記事で突然犬のサイズの話を書いたのは、英国で見かける犬さんたちが皆デカいからです。
住宅事情の違いもあるでしょうが、こちらでは中型〜大型犬が主流です。
チワワやポメラニアンやマルチーズも見かけはしますが、出会う頻度は日本よりずっと少ない。
そしてチワワもダックスフントも、日本ではロングヘアばかりがもてはやされますが、こちらではほぼスムース(短毛)ばかりです。
日本で最近人気のイタリアングレイハウンドは、今回の滞在では一度見たりきり。
代わりに、日本ではほとんど見ないフルサイズのグレイハウンドや、近親品種のウィペット、サルーキはしょっちゅう見ます。
画像はイヌナビよりお借りしました。
シュナウザーもミニチュアよりスタンダードが多く、プードルはミディアムかミニチュアが多い印象です。
意外とスタンダードプードルは見ません。
雑種っぽい子も中型以上が多い印象です。
プードルの国際承認4サイズの画像は、ポルトガルのサイトよりお借りしました。
(日本語に自動翻訳されております)
英国では、バスも電車も犬は人間が同伴する限り無料で同乗できます。
リードを付けてさえいれば、ケージに入れる必要もありません。
犬の大きさの規制もありません。
乗客ひとり当たり何頭までという規制もありません。
通勤者や観光客の多いロンドンのゾーン1・2ではさすがにあまり見かけませんが、住宅街になるゾーン3以遠の、特にオーバーラインでは普通に大型犬が乗って来ます。
先週末にハムステッドヒース(ほぼ原生林という感じの広大な緑地)に行った時などは、私の乗った車両だけでも5頭の犬が乗っていました。
日本で小型犬ばかり偏重されるのは、住宅事情に加えて、公共交通機関に乗せる条件としてケージに入れなければならないためもあると私は思っています。
しかもケージの大きさが3辺の計120cmまで、重さがケージの自重込みで込みで10kgまで、と規定されています。
ケージ・キャリーは人工皮革製の軽量タイプでも2kg,多少頑丈なプラスチック+金属タイプだと3kgはあります。
これだと、ちょっと大型の猫でもギリギリです。
私の桃太郎さん(故猫・アメリカンカール・オス)は非常にマッチョでした。
体長も脚も長い堂々たる偉丈夫で、太ってなくとも最盛時は7kgに迫りました。
この子より大きなノルウェイジャンなどは、電車に乗せられないじゃないか!と思ったものです。
こう言うとまた良識ある日本の皆さまからは
「自家用車も持てない貧乏人は、中型犬以上を飼う資格はないということですよ!分をわきまえよ、身の丈を自覚せよということです!」
と一刀両断されそうですけど。
イギリスにおける成人の日ペット保有率は現在51%だそうです。




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