HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

今日は何の日>3月18日:春彼岸の入り&「彼岸」の語源

今日は春のお彼岸の入りですね。


お彼岸は春と秋の2回やってきます。
中心となるのは春分の日と秋分の日で、それを核にして前後3日ずつで合計7日間続きます。
今日は春彼岸の始まり、「彼岸の入り」です。


では彼岸(ひがん)とはそもそも何なのでしょうか❓


「お墓参りをする日」❓



彼岸とは三途の川の彼(向こう)岸、つまりあの世を指します。
対する三途の川の此(こちら)岸つまりあの世のことは此岸(しがん)と言います。


お彼岸の語源はインド・サンスクリット語のparamita(パーラミター)です。
中国で「波羅蜜多」と音訳、また「至彼岸(とうひがん)=彼岸に至る」と漢字訳され、日本に入ってきました。


般若心経の「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)・・・」
のあれです。


パーラミターの意味は「悟りの境地」です。
転じて「悟りの世界(あの世)」を指します。


しかしこれを春分の日・秋分の日と関連づけるのはなぜか日本独特だそうです。
発祥地・インドにも中継地・中国にもない独特の解釈。


一説によると、仏教伝来以前の日本には太陽信仰がありました。
神道では太陽神・天照大神が最高神です。

👆天照大神の画像は伊勢神宮より。



そして一年に2度、昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日の頃に、太陽を祀る
「日願(ひがん)」という祭りが行われていました。


中国から入ってきた新しい観念「彼岸」が古来の「日願」と合体して「彼岸」を「ひがん」と読むようになったという説があります。


般若心経といえば、エンドウ(仮名)の実家は浄土真宗本願寺派です。
ご近所もほとんど浄土真宗一色の地域だったため、般若心経は
「なんか知らないけど、TVや映画でしか聞かない特殊なお経」
認識で育ちました。


TVの心霊特集などでお坊さんが
「(霊が出そうになったら)般若心経を唱えなさい❗️」
というのを見るたびに、子供心に「え〜そがんと知らーん」と思ったものでした。


ばあちゃんに「知っとる❓」と聞いても「知らん❗️」て答えんさっし❗️


般若心経を採用しているのは法相宗・天台宗・真言宗・禅宗などです。
浄土真宗のお経は「正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)」です。


そして、浄土真宗では死者は全員すぐに、善人とか悪人とか全く関係なく、ひとり残らず、即、極楽浄土に往生する(成仏する)と考えます。
なのでそもそも幽霊とか祟りとかは無いというスタンス。


だから、除霊とか「悪霊に遭ったらお経を」という考えもナッシングなのでした。


あれ❓お彼岸の話からだいぶ脱線してしまいました。


「お彼岸」の語源のお話でした。


天照大神以外の画像3枚は全てお仏壇の長谷川公式より。