花>春>実は危険外来植物だったナガミヒナゲシ:橙色と白
今の季節、あらゆるところで見かけるオレンジ色のナガミヒナゲシ。
その中に混じって、白いヒナゲシが咲いてるのを見ました。
咲き始めの花はオレンジ色を帯びていますが、開くと白味が強くなるようです。
ところでこのナガミヒナゲシ(長実雛芥子)は春になると野原や空き地だけでなく、都心の街路樹の根元にも舗装道路の脇の裂け目にも、ほんの僅かでも土がある所ならどこにでも咲きます。
なので何となくお馴染みの雑草のような感じがしていました。
しかし実際は帰化(海外から日本に入ってきて繁殖し定着)してからは日が浅いそうです。
東京で初めて野生が確認されたのが1961年だそうです。
現在、複数の自治体が注意勧告を出している外来植物でした。
まだ特定外来種には指定されていませんが、危険外来種とされ、マークされているようです。
例1:埼玉県ふじみ野市
例2;埼玉県新座市
例3:埼玉県本庄市
例4:新潟県柏崎市
繁殖力が強すぎて、他の(日本在来種の)野草を駆逐してしまうのだそうです。
いわゆる麻薬の採れるケシではありませんが、茎を折る時に出る乳白色の汁にはアルカロイドが含まれ、素手で触ると人によっては炎症(接触性皮膚炎)を起こすそうです。
私はオレンジ色LOVERなので、可愛い花だと思ってしまっていました。
上の写真の白い花もシワの具合が和紙のようで可憐に見えたのですが。
…残念です。



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