👇👇👇初回公開：2021年6月8日👇👇👇

メインテーマ（HSP）からは少々脱線します。

小学校の低学年の時のことです。
ある算数の問題で、私は「わからん❗️」と思わずつぶやきました。

【もんだい】

あき子さんは、20ページの本を、きのう６ページよみました。

きょうは７ページよみました。ぜんぶよみおわるためには、

あしたはなんページよめばいいでしょう❓

【こたえ】

２０－６－７＝７ページ

はい、答えは7ページですね。

答え自体なら楽勝でわかりましたよ。

だけど、私は理解できなかったのです。
あき子さんの気持ちを。

その時の自分の心のつぶやきは、今でもはっきり覚えてます。
（下のセリフは意訳です）

たった20ページの本なんて、ふつう、読みだしたらその日のうちに全部読むもんじゃないの❓

途中でやめちゃったら、続きが気になって気持ち悪いもんだよ。

6ページでやめても平気だなんて、そりゃ続きも気にならないほどの、よっぽどつまらない本だったに違いないね。

そんなにつまらない本を、よく最後まで読んだもんだよ。

あき子さんは偉いね。

あたしゃ無理だよ。

（ちびまる子ちゃんの口調が似合います）

そうなんです。

私は本を買ってもらうと、そしてそれが面白かった場合は、読み始めたら最後まで読み終わらないと絶対に気が済まない子供でした。

そして、冒頭数ページで「こりゃぜんぜんおもしろくない❗️」と思ったら最後、もう絶対読まない。

面白くもない本を無理やり読むなんて、苦痛だ。

教科書は、4月に新しいのを持ち帰ったら、まず一日一冊（一教科）ずつ最後まで通読しないと気持ちが悪い。

夏休みや冬休みの宿題ドリルなんて、持って帰ったら次の日までに最後まで全部やってしまう。

磯野カツオはなぜ、真っ白のドリルのプレッシャーに8月31日まで耐えられるんだろうか❓

小学校一年生の夏休みなんて、夏休みの絵日記40ページ（8月31日の分まで）、全部初日に絵を描いてしまった。

👆そんな馬鹿な❗️嘘つけ❗️と思われるでしょうが、恐ろしいことに事実です。

👆これをどうやってつじつま合わせしたのかは、長くなるのでまた今度にします。

小学校の入学祝に、気前のいい親戚が全15巻ほどの「世界と日本の名作文学全集」（おそらく小学校中学年対象）をプレゼントしてくれました。

子どものための 世界文学の森 全40巻・セットB(21~40) 20冊セット

集英社

本

親戚が来たのがもう夕方。

なのでなんとかして「読むのは明日から」にしたい祖父母。
（我が家はわけあって、祖父母が主に私の面倒を見ていました）。

　　　🆚

何とかして今すぐ読みたい私。

お風呂のあと、祖父母の目を盗んで「そんごくう」を読み始めた私。
（よりによって15巻の中でボリューム最大だった巻）

そしてそれは、出だしからめちゃくちゃ面白かった❗️
最後まで読み終わらないと、続きが気になって絶対に寝つけないパターンです。

祖父母が気づいた時には私はもう一心不乱。
やめなさいと本を取り上げるとギャン泣き。
電気を消したら、トイレ（自分で電気をつけられる）に本を持ち込んで続きを読む。

攻防戦を繰り広げながら、結局日付が変わる頃にようやく読み終えた、6歳児。

ええ、ええ、満足でしたとも。
最高だぜ「西遊記」❗️

そして冒頭の問題の「あき子さん」のことを、当時の私はおそらくこんなふうに思っていたのです。

「あき子さんは、まだ本当に面白い本を読んだことがないんだね、きっと。
かわいそうだね」
。
。
。

夏休みの初日に40日分の絵入れを全部終えてしまった絵日記はいったいどうなったのか❓

それはまた別記事で。