夏の花>ハス>2千年の眠りから醒め70年:大賀蓮(オオガハス)
昨日の午前中の東京は湿度80%を超えました。
そのため最高気温は29度行かなかったのですが不快指数が高かったです。
しかし午後は強風のおかげかかなりマシになったので、夫と府中散歩に出かけました。
北口の寿中央公園ひょうたん池に咲く大賀蓮(オオガハス)。
小さな池に大賀蓮(オオガハス)と舞妃蓮(マイヒレン)の2種のハスが栽培されています。
残念ながら舞妃蓮は完全に花が終わって実ばかりになっていました。
大賀蓮も見ごろは7月だったようですが、まだ少し花が残っていました。
大賀ハス
1951(昭和26)年、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で大賀一郎博士(植物学者)が地下6mの泥炭層から発掘した、2千年以上前※の古代の蓮の実1粒から発芽・開花したハス(古代ハス)。
大賀博士が発掘した3粒のハスの実を東京都府中市の自宅で栽培したところ1粒だけが育ち、翌1952(昭和27)年に開花しました。
米国ライフ週刊版に「世界最古の花・生命の復活」として掲載され「大賀ハス」と命名されました。
※当時「2千年前の地層から発掘」報道に対する中傷が多く、シカゴ大学原子核研究所に放射性炭素年代測定を依頼したところやはり2千年以上前との結果が出たそうです。
それから70年。
今では北は青森県から南は沖縄県まで、大賀蓮の子孫たちが花を咲かせているそうです。
大賀蓮が見られる公園はWikipediaに載ってます。
今回見損ねた舞妃蓮(マイヒレン)は、大賀蓮とアメリカ産の王子蓮をかけ合わせた品種だそうです。
大賀蓮は大輪ですが舞妃蓮は小ぶりらしいです。
来年は7月に来て舞妃蓮も観たいものです。
2千年土に埋もれていた種が発芽して殖える。
植物の生命力に頭が下がります。
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