フェイジョア(和名パイナップルグァバ)
バラ類フトモモ目フトモモ科です。
和名はこの記事を書くために調べて初めて知りました。
ちなみにグアバ(同じバラ類フトモモ目フトモモ科)は親戚ですが、パイナップル(イネ目 パイナップル科アナナス属)は赤の他人です。
原産地の南米では蜜を吸いに来たハチドリが受粉の媒介をしているそうです。
ハチドリのいない日本では、ミツバチの役目になっています。
バラの仲間の特徴は、果実が食用になるものが多いこと。
フェイジョアの実も食べられます。
ただ、これもバラの仲間の特徴ですが、自家不結実性(同じ木の花粉を受粉しても実がならない)なので、庭木として一本植えているだけでは実が付かないそうです。
日本で果実として流通してない原因の一つに、この自家不結実性を挙げる人もいます。
しかしリンゴ、ナシ、モモ、ウメ、サクランボなど、バラ科の代表的な人気果樹も自家不結実性です。
品種改良で自家結実品種も作出されていますが、バラ科果樹の基本は人工授粉。
またバラ科ではありませんが、コーヒーの木(リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属)も自家不結実性です。
リンゴ、ナシ、モモ、ウメ、サクランボ、またコーヒーノキなどは
「そんな手間をかけてでも実をならせたい、何としてでも食べたい(飲みたい)」
と人間に強く思わせるものを持っているということですか。
世界的に見てフェイジョアをよく食べるのはダントツにニュージーランドで、逆に原産地の南米ではあまり食べられないそうです。
フェイジョアの実画像はWikipediaよりお借りしました。



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