報道>ウクライナのEU加盟即時承認要求通らず、に対する日本の世論
昨日の記事
以下は上の記事本文からの抜粋です。
ゼレンスキー大統領は28日、ウクライナのEU加盟を申請する文書に署名。
「新たな特別手続きによる即時承認」を求めた。
(中略)
しかし、EUのジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表は、加盟には「長い年月」がかかると述べた。
Yahoo!ニュースなのでコメント欄があるのですが(いわゆる悪評高いヤフコメ)斜め読みしたところ、予想通り
「非常事態なんだから融通をきかせてあげるべき」
「とりあえず仮承認とかやりようはあるんじゃないか」
論調のコメントが多かった印象です。
もちろん、こうやって世論が味方につくことを見越した上での即時承認要求なのでしょう。
しかし、EU加盟にはまず31巻約85,000ページ❗️からなる、アキ・コミュノテールacquis communautaire(共同体法)という法体系の受容が前提条件です。
8万5千ページを完璧に自国語に翻訳した上で、自国法に組み入れなければならないとされています。
現加盟国(27カ国)はこの段階で相当苦労したはずです。
また現在加盟交渉中の国、加盟交渉すら順番待ちさせられている国もあります。
それらの国をすっ飛ばしてウクライナを先に承認は、いくら世論が情に訴えても、できないと思います。
もしやっちゃったら正直に順番待ちしてる国が黙っていないでしょう。
昨日は、在日ウクライナ大使館がスカイツリーの通常イルミネーション「粋」を
「スカイツリーがウクライナカラーになった❗️」
とツイートし、リツイートで盛り上がったところでスカイツリー側が
「いいえ、あれは通常色です」
と回答したという記事もありました。
そちらのヤフコメも案の定、スカイツリー側の正直回答を叩くコメントが多数。
正直いうと、うんざりしました。
この件の詳細は次の記事に書きます。

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